Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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静岡市美術館

artscene2011-05-24


『ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新』
Hans Coper Retrospective - Innovation in 20th Century Ceramics

2011年4月9日(土)- 6月26日(日) ※月曜休館
静岡市美術館

第二次世界大戦後にルーシー・リーと出会い彼女の下で陶芸を学び活躍したハンス・コパー。
都会的なモダンデザインが多く また、器を超えた陶芸の新しい可能性の発見へ領域を広げたことで20世紀イギリス陶芸界の巨匠としての評価を受けている。


プロフィール
1920年ドイツ生まれ。ユダヤ系ドイツ人で裕福な家庭に生まれた。1939年ナチスに追われて家族はばらばらとなりイギリスに渡るが、翌年敵国の在留外国人として拘引されカナダに送還される。1941年イギリスに戻り、1943年まで兵役に就く。
1946年よりすでに活動していたルーシー・リーアルビオン・ミューズの工房にて作陶を開始する。1950年から4回にわたってロンドンのバークレー・ギャラリーでリーと共同展を開催。1954年ミラノ・トリエンナーレで金賞受賞。
1958年イギリスに帰化し、ロンドン郊外に自身の工房を構え、個展や内外の国際展に出品するほか、1963-72年にロンドンのキャンバーウェル・アート・スクール、1966-75年にはロイヤル・カレッジ・オブ・アートで教鞭を執る。
1967年、サマーセット州フルームに移り、1981年同地で没。ルーシー・リーと同じ丘に散骨されている。