Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

マイケル・ジャクソン展 2012


 「キング・オブ・ポップ」と称され09年6月に急逝した米歌手のマイケル・ジャクソンさんのステージ衣装など100点以上を展示する「マイケル・ジャクソン展」が、18日から「東京スカイツリータウン」(東京都墨田区)にある商業施設「東京ソラマチ」の展示スペース「スペース634」で開催される。

 
 「マイケル・ジャクソン展」の展示物は「ジュリアンズ オークション」が提供。「スリラー」「スムーズ・クリミナル」などのミュージックビデオ(MV)や、世界ツアー「BAD TOUR」「DANGEROUS TOUR」「History TOUR」で着用した衣装、ジャンプスーツやレオタード、ジャンパー、人工ダイヤモンドで覆われた手袋、ヘルメット、ベルトやバックルなど時価総額推定30億円以上といわれる貴重なアイテムが展示される。同展は5月18日のチリ・サンティアゴを皮切りにロンドン、パリ、ロサンゼルスなどで開催され、日本での開催で最終となる。展示品の数々は展示会終了後、オークションに出品される。18〜31日の前半を「スリラーステージ」、11月1〜12日の後半を「バッド&デンジャラスステージ」と題し、メーンの展示品を入れ替えて開催する。

 
 会場は「The Legend ZONE」「King of Pop ZONE」「The Jacksons ZONE」「On Stage ZONE」「Off Stage ZONE」の五つのテーマごとにジャクソンさんの衣装やアイテムを展示。「ジャクソン5」や「ジャクソンズ」時代の兄弟おそろいのコスチュームや、90年にホワイトハウスジョージ・ブッシュ10+ 件大統領を訪問する際に着用したジャケット、歌手のマドンナさんのエスコート役として91年にアカデミー賞授賞式に出席した際のジャケットなどジャクソンさんがステージ以外で着用した衣装も公開されている。


 音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんと音楽プロデューサーで作詞作曲家の西寺郷太さんも会場を訪れ、湯川さんは「訪れた人は、(衣装を見て)マイケルがこんなに細くてこんなに小さかったということを実感すると思う。なんとなく切ないですね」と話していた。


 開展時間は、午前10時〜午後9時(最終入場は午後8時)

 料金
 平日は大人1800円(前売り1600円)、高・大学生900円(同800円)、小・中学生400円(同300円)

 土曜・日曜・祝日は大人2200円(同1800円)、高・大学生1100円(同900円)、小・中学生500円(同400円)  

 未就学児は保護者同伴に限り入場無料


 http://mjworld.jp/


 この展覧会は今年5月18日のサンティアゴ(チリ)を皮切りに、ダブリン(アイルランド)、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、ロサンゼルス(アメリカ)と世界各都市で開催され、今回の東京が最後。コレクションは公開後、11月30日〜12月2日に、カリフォルニア・ビバリーヒルズにある世界最高のエンターテイナーズオークションハウス「ジュリアンズオークション」に出品され、その時価総額は推定で30億円を超えるという。


 展示品が多いため、会期中に前・後半で入れ替えを実施。今月31日までは「THRILLER stage(スリラーステージ)」として、背中に「Love Michael Jackson」とサインの入った「THRILLER style jacket」や、「All My Love Michael Jackson」とサインの入った「Beat It jacket」などを展示。11月1日〜12日は「BAD&DANGEROUS stage(バッド&デンジャラスステージ)」として、「DANGEROUS WORLD TOUR」のプログラム裏表紙のジャケットや、半重力傾斜シーンで話題を呼んだ「スムーズ・クリミナル」のミュージックビデオで使用された特製スーツなどの貴重なアイテムを展示する。


 会場では、マイケルの衣装を公私共に25年間にわたって手掛たデザイナーの一人、マイケル・ブッシュさんによる未公開の衣装や秘蔵写真を掲載した豪華本「The King of Style : Dressing Michael Jackson」を世界に先駆けて販売。コレクション写真や秘蔵エピソードなどを詰め込んだ公式コレクションブック、オリジナルTシャツ、ステッカーなどの限定アイテムも販売する。