Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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「鉄道遺産群」写真展

artscene2014-01-13


三重県 関西線 加太駅に展示コーナー
トンネル、橋脚などの写真17点


 亀山市加太市場のJR関西線加太駅に21日、トンネルや橋脚など駅周辺の鉄道遺産のパネル写真を展示する「加太地区の鉄道遺産群」コーナーが設けられた。加太地区コミュニティー地域づくり部会が設置。

 大原善男部会長(69)
 「歴史的な明治の施設が良好な形で残っているので、地域おこしの意味も込めて展示した」



 煉瓦造りの長さ約930mの加太隧道や、木造の加太駅舎、市ノ湯橋梁や中在家信号場など大原会長が5年かけて撮影した作品。JR西日本の許可を得てA3判のパネル写真17枚を高さ約1m、幅約3・5mのボード2枚に張った。亀山、関、加太、柘植各駅区間(約2km)を、JRの鉄道線を表す白黒のロープで結び、写真の撮影場所も示した。


 4駅を含む関西線の四日市−柘植間の前身は、明治23(1890)年に建設された私鉄「関西鉄道」。当時は鉄筋コンクリート構造物が鉄道に使われることが少なく、すべて煉瓦や石で建設され、現在も使用されている。