Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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探幽3兄弟 狩野探幽・尚信・安信

江戸文化シリーズNo.29


2014年 2月22日(土)〜3月30日(日)
前期:2月22日(土)〜3月16日(日)
後期:3月18日(火)〜3月30日(日)


3月17日に展示替えを行います

午前9:30から午後5:00
(入館は午後4:30まで)

月曜日

正規料金
一般650円


高校・大学生450円
小中学生200円(土曜日は高校生以下無料)

割引料金
65歳以上割引325円(要証明書)


主催 板橋区立美術館読売新聞社
   美術館連絡協議会


協賛 ライオン、清水建設大日本印刷
   損保ジャパン、日本テレビ放送網


協力 日本通運

狩野探幽(かのうたんゆう 1602〜1674)は狩野永徳の孫にあたり、徳川幕府の開府とともに狩野家の本拠地を江戸に移し、狩野派の画風を一変させて新しい様式を確立した江戸初期の大家として知られています。探幽については多くの先行研究や展覧会の開催により、その画業が明らかにされつつありますが、探幽には2人の弟がいて、3兄弟で徳川幕府の御用絵師として活躍していたことは、現在あまり知られていないのではないでしょうか。

探幽の5歳年下の弟は尚信(なおのぶ 1607〜1650)、11歳年下の弟は安信(やすのぶ 1613〜1685)といいます。幕府により鍛冶橋に屋敷を拝領した探幽につづき、尚信は竹川町に、安信は中橋に屋敷を拝領して3兄弟で御用絵師となり、後に奧絵師四家と呼ばれる狩野家の体制が確立します。そのため江戸時代を通じた狩野派の歴史を見るとき、始点としての3兄弟の存在が非常に重要です。

しかし、尚信・安信の画業は探幽の陰に隠れ、これまでほとんど紹介されてきませんでした。本展では、探幽・尚信・安信の作品を一堂に展示することで3兄弟の画業を明らかにし、江戸狩野派の成立期にそれぞれが果たした役割を具体的に検証します。

江戸時代を通じて画壇の頂点に君臨し続けた江戸狩野派。その基礎を築いた探幽3兄弟の画業をご覧ください。

展示点数
襖・掛軸・屏風・巻子・画帖など 53件(前期・後期あわせて)

展示替え
3月17日に大幅に展示替えを行います。
出品作品は予告なく変更になる場合があります。

前期を見ると後期は半額!
本展前期の有料チケットの半券を提示すると、後期は正規料金の半額で観覧できます(1枚につき1回限り有効)
但し、65歳以上・障害者等、他の割引との併用はできません。

関連イベントはこちら


狩野探幽雪中梅竹鳥図襖」名古屋城総合事務所・重要文化財・前期展示予定


狩野探幽「群虎図襖」南禅寺京都府)・重要文化財・後期展示予定


狩野尚信「松図襖・壁貼付」元離宮二条城事務所・重要文化財・前期展示予定


狩野尚信「富士見西行・大原御幸図屏風」板橋区立美術館・前期展示予定



狩野安信「十六羅漢図」萬福寺京都府)・前期展示予定