Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

寺田政明展

発芽する絵画

発芽A》1940年、油彩・カンヴァ

78.7×51.6センチメートル

2012年で生誕100年を迎えた画家・寺田政明(1912−1989)の展覧会を開催。


平成25年2月14日(木曜)から3月3日(日曜)まで〔2月18日・25日(月曜)は休館日〕


午前10時30分から午後5時30分まで(金曜のみ午後7時30分まで)※入館は閉館の30分前まで
熊谷守一美術館 3階ギャラリー


豊島区千早2丁目27番6号(電話番号03-3957-3779)



交通アクセス・JR池袋西口国際興業バス乗り場2番または4番系統にて「要小学校」下車、徒歩5分
東京メトロ有楽町線副都心線要町駅」2番出口より徒歩8分
西武池袋線椎名町駅」北口より徒歩13分
費用無料
熊谷守一美術館1階2階の「熊谷守一常設展示」は有料です。)



寺田政明寺田政明は、1912年、福岡県八幡市(現北九州市八幡東区)に生まれます。絵画を志し16歳で上京、現在の台東区谷中や豊島区長崎・千早・要町に暮らし、戦後は板橋区に拠点を移します。



若き日から晩年にいたるまで、生きものや自然の風景など身の回りのものを深く凝視し、デッサンを何よりも大切にしました。モチーフとの対話を重ねることで生み出された表現の数々は、「自分を見つめるには絵を描くこと以外なにもなかった」という寺田の生き方を表しています。



本展では、主に1930年代から1950年代までの、豊島区やその周辺の風景、仲間たちを描いた作品、そしてモチーフが生命を持ち、うごめきだす様子を紹介します。



「池袋モンパルナス」とは昭和戦前期、豊島区にはいくつものアトリエ村(アトリエ付住宅群)があり、多くの芸術家が活動していました。その雰囲気を「池袋モンパルナス」と呼んだのは、詩人で画家の小熊秀雄です。小熊と深い親交のあった寺田政明は、「池袋モンパルナス」を代表する作家のひとりです。


≪関連事業≫ ※募集は締め切りました。
講演会「寺田農氏に聞く 父、寺田政明について」
〔日時〕 3月2日(土曜)午後2時から3時30分まで
〔講師〕 寺田農 氏(俳優・東海大学文学部文芸創作学科教授)
〔聞き手〕 土方明司 氏(平塚市美術館館長代理兼学芸主管)
〔会場〕 千早地域文化創造館1階第一会議室(豊島区千早2丁目35番12号)
〔定員〕 60名(応募者多数の場合は抽選)
〔費用〕 無料



アトリエ村さんぽ道「アトリエ村の最盛期を訪ねる 寺田政明とそのなかま」
〔日時〕 2月23日(土曜)午後2時から4時まで
〔講師〕 本田晴彦 氏(アトリエ村資料室)
〔内容〕 寺田政明やその仲間、吉井忠、古沢岩美小熊秀雄といった芸術家たちの、「電話のいらない」範囲のコミュニティを訪ねます。
〔定員〕 20名(応募者多数の場合は抽選)




〔申し込み〕 2事業とも、参加希望事業名を明記し(メールでお申し込みのかたは件名欄に)、住所、氏名、年齢、電話番号、をご記入の上、往復はがきかメールで2月1日 (金曜・必着)までに豊島区文化商工部文化デザイン課ミュージアム開設準備グループ(〒170-0021 豊島区西池袋2丁目37番4号 勤労福祉会館7階) にお申し込みください。