Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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焼け跡と絵筆 − 画家の見つめた戦中・戦後 深井隆

artscene2014-05-21


特別展示 深井隆

会  期:2014年4月12日(土)〜6月15日(日)

開館時間:9時30分-17:00

(入館は16時30分まで)

休 館 日:月曜日

観覧無料  Free


http://www.itabashiartmuseum.jp/main/exhibition/ex140412.html



◎主な展示作品
 ◆佐田勝《廃墟》1945年 板橋区立美術館
 ◆浜松小源太《黄昏の憂鬱》1941年 板橋区立美術館
 ◆高山良策《矛盾の橋》1954年 板橋区立美術館
 ◆田中佐一郎《池袋》1945年 板橋区立美術館蔵            その他多数展示

◎深井隆(ふかい・たかし)
 1951年に群馬県で生まれ、現在板橋区在住の木彫作家。東京藝術大学に学び、現在は同校で教鞭 をとりながら制作を続けており、昨年、紫綬褒章を受章した。今回、区立美術館では《逃れゆく思念―’89-A》《逃れゆく思念―邂逅》、そして最新作《月の庭―日月―》といった、木彫の造形の美、質感を楽しめる作品が特別展示されている。




板橋区立美術館では、開館以来、昭和の前衛絵画作品の収集、研究、展示を行ってきました。「池袋モンパルナス」と呼ばれる地域に暮らした、井上長三郎、寺田政明らは、戦後板橋に移り住んだこともあり、その中心となっています。今回は、「焼け跡と絵筆−画家の見つめた戦中・戦後展」と題し、戦中から戦後の混乱期の絵画をいくつかのテーマに分けてご紹介します。戦争が激化し、絵画の発表も自由に行うことが難しくなり始めた頃の前衛絵画作品、戦中に発表された作品、戦後の焼け跡を描いた作品、人体を描いた作品や、戦後世代の画家たちによる新しい絵画、社会問題を告発するルポルタージュ絵画まで、幅広い関心と技法による作品をまとめてご紹介いたします。また、昨年度新たに寄贈を受けた田中佐一郎が焼け跡を描いた《池袋》、1930年代中頃にシュルレアリスムや抽象芸術に影響を受けて制作をした、永井東三郎の《海辺》《作品B》や関連資料も展示いたします。


 また、今回は、昨年紫綬褒章を受章した、深井隆の木彫作品を特別展示いたします。板橋区在住で、国内外で作品を発表している深井の彫刻は、ソファーや翼、馬などをモチーフに、観念的な空間を創りあげています。木彫の造形の美、質感をお楽しみください。


関連イベント
記念講演会
深井隆(特別展示作家、東京藝術大学美術学部教授)


日程:5月24日(土)
「part ?: 簡単日本彫刻史−木彫を中心にー」
14:00〜14:45(当館講義室にて、先着100名)
「part ?:自作を語る−深井隆の彫刻ー」
15:00〜15:45(2階展示室にて)
参加無料、当日直接会場へお越しください。



ギャラリートーク

担当学芸員が展示室を参加者と一緒にめぐりながら作品や作家についてお話いたします。
日程:4月13日、5月4日、6月15日
いずれも日曜日、午後2時より60分程度、参加無料、当日直接2階展示室へお越しください。


http://www.itabashiartmuseum.jp


〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
TEL: 03-3979-3251 FAX: 03-3979-3252


都営三田線西高島平駅」下車 徒歩13分
東武東上線下赤塚駅」、東京メトロ地下鉄赤塚駅」下車徒歩25分