Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

熊本県立美術館

artscene2011-10-23



開館35周年記念 印象派の誕生






9月23日(金・祝)- 11月6日(日)


熊本県立美術館1階展覧会場


開館時間 午前9時30分-午後5時15分(入館は午後4時45分まで)


http://www.museum.pref.kumamoto.jp/event/kikaku/20110923-1106_insyoha/index.html




休館日 月曜日

10月31日(月)は「障がいのある方々の鑑賞デー」
(開館時間は午前10時〜午後4時30分/入館は午後4時まで)として開館します。


観覧料 一般1300円  高・大学生800円  中学生以下は入場無料


前売・団体20名以上の団体料金は300円割引。
障がい者手帳のある方は無料。


本館2F展示室・永青文庫展示室との共通観覧料(一般) 1500円  団体20名以上は200円引き。



後援 フランス大使館、
「熊本城400年と熊本ルネッサンス」県民運動本部  その他



特別協賛
協力 エールフランス航空/KLMオランダ航空



企画協力 ホワイトインターナショナル







リール美術館所蔵 19世紀の後半、フランスに「印象派」と呼ばれる一群の画家たちが登場しました。モネやルノワールらに代表されるこの一派は、自然の印象や光の効果、人々の生活の息吹など身近な題材を、明るい色彩といきいきとした筆づかいで描き、絵画芸術に新風を吹き込みました。自由で革新的な彼らの試みは、活気溢れる新しい時代の空気を映し出しながら、美術の歴史を大きく変革するものとなりました。




 本展では、絵画の一大革命であった印象派の動向に焦点を当てつつ、その前後の19世紀フランス絵画の流れを4つの章によって辿りながら、印象派の誕生した時代を浮き彫りにします。序章の「ドラクロワとサロンの画家たち」では、パリのサロン(官展)を舞台に活躍した画家たちを展示し、続く第1章の「バルビゾン派」で、戸外の風景を描き印象派の先駆者となったコロー、ミレー、ドービニーらバルビゾン派を紹介します。そして第2章の「印象派の誕生」において、モネ、ルノワールシスレー、スーラなど、印象派や新印象派たちが切り開いた新しい視覚世界にスポットを当てます。さらに第3章の「印象派以後」では、後期印象派ゴッホや親密派と呼ばれたボナールなど、印象派に影響を受けた個性豊かな画家たちの多彩な芸術の軌跡を辿ります。



 本展は、フランスのリール美術館、ボルドー美術館、ドゥエ美術館、アメリカのツイード美術館、ポーランドヨハネ・パウロ二世美術館の、海外の5つの美術館コレクションを中心に国内の美術館の所蔵品を加えて構成されるもので、19世紀フランス絵画の名品約80点を一堂に公開します。ミレー、コローらバルビゾン派から、モネ、ルノワール、そしてゴッホへと繋がる印象派誕生の系譜をご堪能いただける絶好の機会です。熊本県立美術館開館35周年を記念して開催します。



ジャン=フランソワ・ミレー《ひと匙》 1860年 油彩・カンヴァス


クロード・モネ 《アンティーブ岬》 1888年 油彩・カンヴァス 愛媛県美術館所蔵


クロード・モネ《ルエルの眺め》 1858年 油彩・カンヴァス 丸沼芸術の森所蔵



ピエール=オーギュスト・ルノワール 《泉》 1910年 油彩・カンヴァス 岐阜県美術館所蔵 



ピエール=オーギュスト・ルノワール  《黒い帽子の娘》  1880-1885年 グワッシュ、水彩・紙 リール美術館所蔵




 開館時間

  午前9時30分-午後5時15分(入館は午後4時45分まで)

   
 休館日
  月曜日(祝日・休日の場合はその翌日) 年末年始

   
 熊本県立美術館
   〒860-0008 熊本市二の丸2番
  Tel:096-352-2111 
  Fax:096-326-1512

   


 交通案内


  阿蘇くまもと空港から
 空港バスで交通センターへ、センターから歩いて15分 または熊本城周遊バス(通称:しろめぐりん)に乗り換え、「熊本城二の丸駐車場」下車、歩いて3分


 
 電車
 熊本駅から熊本城周遊バス(通称:しろめぐりん)で「熊本城二の丸駐車場」下車、歩いて3分
 上熊本駅からタクシーで10分



 バス
 交通センターから歩いて15分、またはセンターで乗り換え、熊本城周遊バス(通称:しろめぐりん)で「熊本城二の丸駐車場」下車、歩いて3分


 市電
 「熊本城・市役所前」または「花畑町」下車、歩いて15分









参勤交代 −大名たちの大移動



10月4日(火)〜12月18日(日)


前期:10月4日(火)〜11月13日(日) 

後期:11月15日(火)〜12月18日(日)


※作品保護のため、会期中に作品の入れ替えを行います。


会場 熊本県立美術館 細川コレクション 永青文庫展示室


開館時間 午前9時30分〜午後5時15分(入館は午後4時45分まで)


休館日 月曜日


10月31日(月)は「障がいのある方々の鑑賞デー」として臨時開館。ただし開館時間は10:00〜16:30


観覧料 一般200円(150円) 大学生120円(100円)
高校生以下無料 障がい者手帳をお持ちの方は無料


本館2階との共通料金:一般400円(300円) 大学生240円(180円)
※( )内は団体20名以上の料金



《御船入港図巻》 明治時代 19世紀(後期展示) 


江戸時代、全国に250以上あったとされる大名家。武家社会の頂点に立つ将軍は、主従関係を再確認し、大名家を統率していくために、ひとつの政策を採用しました。参勤交代と呼ばれるものです。 参勤交代とは、大名家の当主が江戸へ、将軍のもとへ定期的に出仕する制度です。この制度のもと、大名たちは多くの家来を引き連れ、様々な御道具を持ち運びながら、長い時間をかけ、江戸と国許との間で大移動を繰り返します。そのため参勤交代は、各藩の財政に大きな負担をもたらしましたが、一方で行列の規模と華やかさは、大名の家格を周囲に誇示する絶好の機会となっていました。また、参勤交代の影響は武家社会に留まらず、街道や宿場町の整備、江戸と地方との文化交流にも大きな影響を与えたといわれています。


東海道蒔絵印籠》
江戸時代 19世紀(後期展示) 


この展覧会では、肥後細川家の参勤交代をご紹介します。13代当主細川韶邦の大名行列を描いた《御入国御行列之図》、参勤交代の折り、実際に持ち運ばれていた調度品や茶道具、江戸城へ出仕する際に大名が着用した装束などに加え、大名のお供として江戸に滞在した武士の生活を描いた名品《江戸勤番之図》(大川市立清力美術館所蔵)を特別に展示します。 交通手段が目覚ましく発達した今日とはひと味違う移動の姿や道中の風情を、是非この機会にご覧ください。




《御入国御行列之図》
熊本大学附属図書館寄託)
明治8年(1875)
(前期展示)



《御参勤江戸御持遣》
熊本大学附属図書館寄託)
江戸時代 19世紀



《江戸勤番之図》
大川市立清力美術館所蔵)
江戸時代 19世紀
(会期中に展示箇所を変更)
《船印帆印船幕図屏風》
江戸時代 19世紀
(後期展示)




《高麗茶碗 銘 山影》
朝鮮王朝時代 16世紀
細川忠利所用《藍麻地小紋九曜紋付裃》
江戸時代 17世紀
(後期展示)



関連講座イベント
  ・名称:講座 細川コレクション「参勤交代と大名のくらし」  
  ・日時:10月29日(土) 13:30〜15:00
  ・講師:立花家史料館史料室長 植野かおり氏

  ・名称:子ども美術館「親子で能たいけん」
  ・日時:11月6日(日) 10:30〜12:00
  ・講師:狩野葰鵬 氏

 ※いずれも本館講堂で 事前申込不要
 



今西コレクション名品展



期日 平成23年9月16日(金)〜11月6日(日)


前期:9月16日〜10月10日 


後期:10月12日〜11月6日


会場 熊本県立美術館本館 2階展覧会場


開館時間 午前9時30分〜午後5時15分(入館は午後4時45分まで)


休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は開館し翌日休館)


10月31日(月)は「障がいのある方々の鑑賞デー」


(開館時間10時〜16時30分 入館は16時まで)として開館します



観覧料 一般260(190)円 大学生160(120)円


高校生以下無料 障がい者手帳をお持ちの方無料



永青文庫展示室との共通観覧券
 一般400円(300円) 大学生240円(180円)



■「印象派の誕生」展・永青文庫展示室との共通観覧券
 一般1500円(1300円)
※( )内は20名以上の団体料金





 今西コレクションは、NHK熊本放送局の職員であった故・今西菊松氏が生涯をかけて蒐集した肉筆浮世絵をはじめとして、版画・茶道具・工芸品などの大変優れたコレクションです。今西氏は、一サラリーマンとして限られた収入の中で「心血を注いで」作品を蒐集されました。とくに肉筆浮世絵は、西日本最大のコレクションといわれるほどのもので、芸術的にも学術的にも大変貴重なものです。また、音丸耕堂、平田郷陽、増村益城といった現代工芸作家に早くから注目し、作家から直接作品を購入されてきました。今西氏が亡くなられた後、ご遺族のご厚意によりコレクションの大部分が熊本県立美術館に寄贈され、以後当館の代表的な収蔵品として、ひいては熊本県民の至宝として現在に至ります。




小早川清「踊り子」
昭和9年
(前期展示)



葛飾北斎鍾馗図」
江戸時代後期
(後期展示)



河鍋暁斎「牛若丸図」部分
明治時代
(前期展示)



鳥文斎栄之
「桜下美人逍遙図」部分
江戸時代後期
(18〜19世紀)
(後期展示)




歌川豊春「帰り路図」
江戸時代後期
(前期展示)



小林永濯「草摺引き図」
明治時代
(後期展示)




耳鳥斎「地獄図」部分 寛政5年(1793)
(通期展示・巻替えあり)



刷毛目茶碗 銘「ゆく水」
朝鮮・李朝時代 (16世紀)
(通期展示)



白蔵主香合
江戸時代後期
(通期展示)



唐津壺形水指
桃山時代
(通期展示)



茶入
江戸時代前期(17世紀)
(通期展示)



関連講座イベント


  ・名称:ミュージアムセミナー 「今西コレクションの肉筆浮世絵」   
  ・日時:10月1日(土)10:30〜12:00
  ・講師:金子岳史(当館学芸員
   ※「印象派の誕生」関連イベントのミュージアムコンサートが14:00〜15:00に
    開催されるため、年度当初の予定から時間を変更して開催します。



  ・名称:子ども美術館 「親子で能たいけん」
  ・日時:11月6日(日)10:30〜12:00
  ・講師:狩野葰鵬 氏

   ※いずれも本館講堂で 事前申込不要