Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

島根県・石見銀山世界遺産センター 

artscene2011-10-13





古丁銀:貴重な9点 



http://ginzan.city.ohda.lg.jp/




 石見銀山ゆかりの古丁銀9点の展示が8日、石見銀山世界遺産センター(大田市大森町)で始まった。銀山最盛期の戦国時代〜江戸時代初期にかけ製造・使用された丁銀で、通常は県立古代出雲歴史博物館に収蔵されている。完全な形で9点が揃うことはたいへん珍しい。わずか3日間のみの展示。10日まで。




 9点のうち「戎一文字丁銀」は、国内でこれしか現存が確認されていない。「文禄石州丁銀」は豊臣秀吉の命で製作されたと伝えられ、「石州銀」という極印から同銀山産の銀でできていることが分かっている。銀山からの上納や支配者・毛利氏の貢納に使われた「御公用」の極印のある丁銀も2点ある。



 観覧時間

 

 午前9時〜午後5時半



 観覧料300円




 石見銀山世界遺産センター(島根県大田市大森町

 〒694-0305

 島根県大田市大森町イ−1597−3

 tel 0854-89-0183

 

 http://ginzan.city.ohda.lg.jp/





 希少な銀貨幣『古丁銀』を展示中 【10/8ー10/10限定】

●特別展示



世界遺産センターでは平成23年10月8日(土)〜10月10日(月) の三日間、

古丁銀9点の特別展示を開催(有料展示室内、9:00〜17:30まで)します。




この古丁銀9点は、個人のコレクションであったものを、一括して後世に継承させたいという所有者の意向に基づいて、今年度島根県が取得したものです。



それぞれが古丁銀として希少な完形品で、これだけの枚数の完形品が一堂に会して展示されるのは、全国的にも非常に珍しい機会です。




●古丁銀とは



戦国時代から江戸時代初期にかけて造られた丁銀です。これら古丁銀は、「切り遣い」 といい、重さに応じて切り取って使われるのが通例でした。そのため、現在まで完全な形で伝わっているものは、非常に稀になっています。

(左写真は今回取得の1点『文禄石州丁銀』)




 島根県報道発表資料

 「世界遺産 石見銀山遺跡関連歴史資料の取得について」(平成23年8月10日付け発表)

  古丁銀に関する問い合わせ先

  古代出雲歴史博物館 【TEL:0853-53-8600】



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シカゴ美術館に常設展示

 
 http://www.artic.edu/aic/

 
 
 
 

19世紀日本芸術に再び光 シカゴ万博「鳳凰殿」欄間

 
 1893年のシカゴ万国博覧会で、日本が出展した「鳳凰殿」内の4枚の欄間が、シカゴ美術館に常設展示された。日本政府は同万博で伝統美術の諸外国へのアピールに躍起になっていたといい、当時の名残をとどめる埋もれていた逸品に再び光が当たる。欄間は天井と「かもい」の間の部分。この場所に取り付けられている装飾板自体を指す場合もある。
 
ジャニス・キャッツ学芸員によると、常設展示された欄間は同博覧会に彫刻「老猿」を出品した高村光雲の作品。宇治の平等院鳳凰堂を模して造られた鳳凰殿は万博後にシカゴ市に寄贈されたが、1940年代半ばに火事で焼失、欄間が鳳凰殿で唯一現存する品。