横浜・シルク博物館
平山郁夫コレクション中心に「絹の道」都市文化を紹介
特別展「ウズベキスタンの布と器」
Yokohama Minatomirai
Silk Museum
横浜・みなとみらい (横浜市中区) シルク博物館
シルクロードの中継地として栄えた都市の文化を紹介する特別展
「豊饒なる色彩―ウズベキスタンの布と器」 ―平山郁夫シルクロード美術館コレクション―
仏教画の巨匠の故・平山郁夫コレクションを中心に貴重な作品が会場を彩り、来場者に悠久の歴史を伝えている。11月6日まで開催される。
ウズベキスタンは、かつて東西貿易の要衝として繁栄し、20年前に旧ソ連から独立した共和国。近代化が進む今も、アジアや東欧から伝わった多様な文化や伝統が息づいている。平山さんは生前、同国を頻繁に訪れ、貴重な文化遺産の保存活動に尽力していた。
特別展では、「平山郁夫シルクロード美術館」(山梨県)に収蔵されている同国の民族衣装や陶磁器のほか、平山さんのスケッチや素描など計約90点を展示。赤や紫色の手紡ぎ綿に太陽や花鳥風月などを染め上げた装飾品、伝統文様を描いた皿などが並び、来場者の目を楽しませている。
初日は、同美術館長を務める美知子夫人(85)と同国の文化人らによる対談も行われた。美知子夫人は夫婦で現地を訪れて文芸品などを集めた際のエピソードを披露し、「こんなに豊かな文化が残る国はない」などと魅力を語った。
養蚕と絹は中国で発祥し、シルクロードを通って西はアジアやヨーロッパまた東は日本へと伝わり、シルクロードにより東西の様々な文化交流が深まりました。
本展ではシルクロードの要として発展した中央アジアに位置するウズベキスタンの華やかで明るく斬新な染織作品と色彩や模様において多様性を有している伝統ある陶器など平山郁夫シルクロード美術館所蔵作品を展示紹介いたします。
また、平山郁夫画伯のシルクロードへの情熱とその足跡を辿るシルクロードのスケッチ画をあわせて紹介いたします。
日本と多くの国々とのシルクロードを通した文化交流の中で、絹の染織文化が日本へ伝わったことを皆様に知っていただきながら、日本とシルクロードの国、ウズベキスタンとの友好が深まる一助となれば幸いです。
展示協力
2011年10月8日(土)から11月6日(日)
開館時間:午前9時〜午後4時30分まで(入館は4時まで)
〔休館日:10月11日(火)、17日(月)、24日(月)、31(月)〕
シルク博物館
〒231-0023横浜市中区山下町1番地(シルクセンター2階)
展示内容
◇ウズベキスタン等の染織作品 約43点
◇ウズベキスタンの陶器作品 約29点
◇平山美知子旅のアルバム
◇講演等
10月22日(土)平山美知子館長
◇「シルクロードの十字路 ウズベキスタン 永遠に続く絹の道」
一般財団法人ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金より特別出品作品
入館料は一般700円
11、17、24、31日は休館
シルク博物館
電話 045(641)0841
交通
(3番出口より地上に出て、右手の大さん橋入口の信号を左に渡り、200メートルほど直進して、水町通り入口の信号を渡ったところにあるシルクセンタービルの2階)
【 地下鉄 】 関内駅下車徒歩15分
【 市バス 】 26系統 大桟橋下車徒歩1分
8・11・20・58系統 日本大通り駅 県庁前下車徒歩3分
ウズベキスタンの文化人らと対談する平山美知子さん(右端)
横浜市中区のシルク博物館にて
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徳島の大塚国際美術館、13年にわたり未登記
陶板で再現した世界の名画を展示している大塚国際美術館(徳島県鳴門市)が、平成10年の開館当時から13年間、不動産登記されていなかったことについて、美術館は「直ちに登記を申請する」としている。
建物は鉄筋コンクリート造りの地上3階地下5階建てで、延べ床面積は約2万9400平方m。大塚美術財団と大塚製薬などが所有。10年3月、鳴門市の観光振興を図る目的で開館したが、その際、建物の登記手続きをしていなかった。
田中秋筰常務理事
「当時の担当者が登記の申請をうっかり失念していたのではないか。管理不行き届きで申し訳ない。」