Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

 その名は蔦屋重三郎

artscene2010-11-17


18世紀後半、安永・天明・寛政期の江戸には、浮世絵の喜多川歌麿東洲斎写楽、戯作の山東京伝狂歌大田南畝(なんぽ)といった江戸文化を彩る花形スターが登場します。このスターたちの作品を巧みに売り出し、江戸文化の最先端を演出・創造したのが、版元の蔦屋重三郎でした。江戸吉原の人気ガイドブック『吉原細見』の独占出版、狂歌と浮世絵を合体させた豪華な狂歌絵本の刊行、当時の情勢を風刺した京伝らによる戯作の出版、歌麿の才能を存分に開花させた美人大首絵の発明、謎の絵師・写楽の“発見”など、次々と流行の最前線を創り出し、リードした人物です。本展では、この名プロデューサー「蔦重」の出版物を通して、多様な“江戸メディア文化”の華をご紹介します。

http://www.suntory.co.jp/sma/index.html

サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

2010年11月3日(水・祝)〜12月19日(日)
※会期中、展示替えがあります。

開館時間:
〔日・月・祝〕10:00〜18:00 〔水〜土〕10:00〜20:00
 ※いずれも入館は閉館の30分前まで

 休館日:  火曜日、11月24日(水) 
 
 入館料:  一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
 夜間ペア割引 2,200円(2名様/金曜日18時以降)

 音声ガイド:  500円

 主催: サントリー美術館朝日新聞社