秘仏の胎内仏の毘沙門天三尊像、250年を経て公開
初公開される胎内仏、毘沙門天三尊像(手前)。後ろは胎内仏があった毘沙門天立像
京都市東山区の勝林寺、東福寺塔頭の毘沙門堂勝林寺で、秘仏の本尊・毘沙門天立像の胎内仏「毘沙門天三尊像」が11月15日から、初の一般公開がされる。江戸中期以来、250年間封印されてきた「秘仏中の秘仏」である。高さ約1・5メートル。
優しく力強い表情の三尊像は4年前、高さ30cmの深紅の厨子に入れられ、本尊の腰の部分に納められているのが見つかった。中央の毘沙門天像(高さ16・7cm)は本尊と同じ平安中期の作とみられている。両脇の吉祥天(同9・4cm)と善膩師童子(同8・4cm)の両像は京都の仏師が1763年に作り、厨子に加えたとされている。
期間 11月中旬〜12月上旬までの期間
拝観時間 10:00〜16:00迄
拝観内容
京都の旧法性寺伝来の秘仏毘沙門天(伝 定朝作)の体内仏に250年前 江戸時代の京都の大仏師 清水隆慶が吉祥天・善膩師童子を付け加えた。
深紅の厨子に納められている秘仏中の秘仏。
その功徳は計り知れないと伝わる。
奥秘仏の御開帳を記念しポストカード限定2000枚・金地に書かれた特別な御朱印限定1000枚を用意
境内には無数の虎が月に吠える様子を表現した「嘯月庭」を初め無数の楓があり、特に「吉祥紅葉」が有名である。その美しさから吉祥天が宿る紅葉される。「吉祥紅葉」の紅葉は圧巻です。とりわけ「良縁」「美縁」を求める女性に御利益がありかつては祇園の舞妓さんのお参りの姿もみられた。
ライトアップ拝観の場合 昼夜入れ替えなし 10:00〜20:00迄
拝観料 お一人様
大人 600円(寺宝の説明付)
中高生 300円
小学生以下無料
毘沙門堂 勝林寺
〒605-0981 京都市東山区本町15-795
TEL:(075)561-4311
FAX:(075)708-2354
交通: 京阪東福寺駅下車 徒歩8分 / JR奈良線東福寺駅下車 徒歩8分
市バス 202・207・208系統「東福寺」バス停下車
夜間拝観 17時以降は、勝林寺東門より