ナショナル・ジオグラフィック協会（NGS）所蔵資料、競売に

　競売会社クリスティーズは２２日、米ナショナル・ジオグラフィック協会（ＮＧＳ）所蔵の歴史的にも貴重な写真などが１２月に初めてオークションに掛けられると明らかにした。計３００万ドル（約２億４０００万円）以上の値が付くとみられている。

オークションはＮＧＳの１２５回目の創立記念日に先立つ１２月６日に行われ、１８００年代から現代までの写真のほか、ニューウェル・コンバース・ワイエスなどの絵画、地理学や考古学、文化などの分野における芸術作品が出品されるという。

中でもワイエスが２人の海賊を描いた作品は、予想落札価格が８０万ドルから１２０万ドルになるとみられている。また、エドワード・Ｓ・カーティスがネイティブアメリカンを写真と文章で記録した「The North American Indian（原題）」も９０万ドルの値が付く可能性がある。

ＮＧＳによると、協会が所蔵する１１５０万点に上る写真の多くは、これまで出版されたり、展示されたりしたことがないという。