Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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道尾秀介展「小説の可能性−potential of novels−」

artscene2012-09-26


映画『カラスの親指−by rule of CROW'S thumb』公開記念


町田で学生時代を過ごした直木賞作家・道尾秀介(1975-)。当時から既に小説家を目指していた彼が2009年に第62回日本推理作家協会賞を受賞した『カラスの親指−by rule of CROW'S thumb』が11月23日(金・祝)から映画として公開されます。監督は伊藤匡史、主人公の中年サギ師・武沢竹夫を阿部寛が、相棒の入川鉄巳を村上ショージが演じています。
本展はこれを記念して開催する「作家・道尾秀介」全国初の展覧会です。「文章でしか描けないものが、この世にはある」と信じ、ひたすらに「小説の可能性」を追求する道尾作品の魅力を、ぜひご覧ください。



[会期] 2012年10月20日(土)〜12月24日(月)
[会場] 町田市民文学館ことばらんど
[休館日] 毎週月曜日(ただし、12月24日は開館)、第2木曜日


[観覧時間] 10:00〜17:00 ※金曜日は20:00まで
[観覧料] 無料


[主催] 町田市民文学館ことばらんど

[協力] 20世紀フォックス映画 ファントムフィルム 角川書店 幻冬舎 講談社 光文社 集英社 新潮社 東京創元社 徳間書店 文藝春秋  


[展覧会URL]
http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/bungaku/20120917141359007.html


[映画HP]
http://movies.foxjapan.com/crow/index.html


[プロフィール]
道尾秀介(1975−)


小説家 
2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。05年に『向日葵の咲かない夏』で注目を集め、07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞を受賞。09年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞、『光媒の花』で第23回山本周五郎賞。11年『月と蟹』で第144回直木賞を受賞。ジャンルを問わず多彩な作品を発表し続け、いま最も注目を集める若手作家である。



[関連イベント]
オープニングイベント
 「〜耳でたのしむ・道尾秀介の世界〜」
  作品朗読:小飯塚貴世江(劇団俳優座所属)
       蔵本康文(劇団俳優座所属)
  日時:2012年10月20日(土) 10:00〜11:30
  場所:町田市民文学館2階大会議室
  定員:70名(先着順)
  参加費:無料
  申込:不要(直接大会議室にお集まりください。)
  ※イベント終了後、プレゼント抽選会をおこないます。


講演会
 杉江松恋 講演会「道尾秀介−ミステリからはじまった進化の軌跡−」
  講師:杉江松恋(書評家)
  日時:2012年11月4日(日) 14:00〜16:00
  場所:町田市民文学館2階大会議室
  定員:80名(先着順)
  参加費:無料
  申込:10月11日(木)12:00から町田市イベントダイヤルで受付。
電話:042-724-5656
 


道尾秀介短篇作品朗読会
  作品朗読:小飯塚貴世江(劇団俳優座所属)
       蔵本康文(劇団俳優座所属)
  日時:2012年12月9日(日) 14:00〜15:30
  場所:町田市民文学館2階大会議室
  定員:70名(先着順)
  参加費:無料
  申込:不要(直接会場にお集まりください)


展示解説(ギャラリートーク
  日時:10月23日(火)、11月6日(火)、同20日(火)、同24日(土)、12月1日(土)、同18日(火) いずれも14:00〜14:45 


場所:町田市民文学館2階展示室
  申込:不要(直接展示室にお集まりださい)


[お問い合せ] 
町田市民文学館ことばらんど 
〒194-0013 
東京都町田市原町田4丁目16−17
Tel:042-739-3420 
Fax:042-739-3421




学生時代を町田で過ごした直木賞作家・道尾秀介(1975-)。当時から既に小説家を目指していた彼が2009年に第62回日本推理作家協会賞を受賞した『カラスの親指−by rule of CROW'S thumb』が11月23日(金・祝)から映画として公開されます。監督は伊藤匡史、主人公の中年サギ師・武沢竹夫を阿部寛が、相棒の入川鉄巳を村上ショージが演じています。


本展は従来「映像化は不可能」と言われてきた道尾作品の映画化を記念して開催する「作家・道尾秀介」全国初の展覧会です。
デビュー作『背の眼』から最新作『ノエル−a story of stories−』まで、常に「自分が読みたいものを書く」という一貫した創作姿勢から生み出される作品は、家族・友人の間で起こるささいな感情のもつれや、現代社会の歪みから派生するさまざまな事件とその背景にある人間像を細やかに描くことで、深い余韻と明日への希望を感じさせます。


「文章でしか描けないものが、この世にはある」と信じ、ひたすらに「小説の可能性」を追求する道尾作品の魅力を、ぜひご覧ください。