Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

数寄屋大工 —美を創造する匠

artscene2012-09-04



ギャラリーA4
数寄屋大工 —美を創造する匠— 

2012年8月20日〜2012年9月29日


http://www.dougukan.jp/sukiya/


ギャラリーエークワッドのコンセプトは“建築・愉しむ”です。
Aの3乗が空間、つまり「建築」を意味し、最後のAは、Atmosphere(空気、雰囲気)やAmusement(愉しみ、娯楽)あるいは、「建築」(Aの3乗=空間)に時間ファクターを取り入れ4次元的に「愉しむ」といったことを意味しています。


〒136-0075

東京都江東区新砂1-1-1
竹中工務店東京本店1F

TEL:03-6660-6011



竹中道具館巡回展
『数寄屋大工』-美を創造する匠-


■東京会場

2012年8月20日(月)〜9月29日(土)
  10:00─18:00(最終日17:00)


休館日:日曜・祝日
場所:Gallery A4(ギャラリーエークワッド)
〒136-0075 東京都江東区新砂1-1-1
竹中工務店東京本店1F


主催:公益財団法人 竹中大工道具館
共催:一般財団法人 ギャラリーエークワッド


■神戸会場
2012年10月6日(土)〜11月18日(日)
  9:30─16:30(入場16:00)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
場所:竹中大工道具館
〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-18-25
 TEL:078-242-0216
入館料:一般300円 大・高生200円 小・中生100円
主催:公益財団法人竹中大工道具館
後援:神戸新聞社


■名古屋会場
◆日時:2012年11月23日(金)〜12月28日(金)
  9:30─17:00(入場16:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
場所:産業技術記念館特別展示室
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:無料(常設展は別途入館料が必要)
主催:公益財団法人竹中大工道具館
共催:産業技術記念館中日新聞社

協力:株式会社大塚竹材店、株式会社嵯峨藤本畳店、株式会社千本銘木商会、株式会社松村泰山堂、株式会社丸二、株式会社水澤工務店、株式会社安井杢工務店京都工芸繊維大学美術工芸資料館、財団法人京都伝統建築技術協会、佐藤左官工業所、中村外二工務店、原田銘木店、平田建設株式会社、有限会社松文商店


伝えたい、受け継がれてきた和の美意識と技

和の要素を現代風に再構成した「和モダン」のデザインが近年注目を集めています。しかし基本となる和の建築デザインを学ぶ機会は意外と少なく、なかでも上質なデザイン要素が多く詰め込まれている数寄屋建築は敷居が高く、取っつきにくいというイメージが強いのではないでしょうか。



本展覧会では数寄屋建築をつくりあげている様々な要素を解体して、職人達がどこにこだわり、上質を追求しているのかを、総合デザイナーである数寄屋大工棟梁の視点を通して解説します。
会場には実寸大の茶室構造模型を設置し、工事中しか見ることのできない数寄屋大工の技の数々を解説します。あわせて銘木や竹、畳、土壁、建具、金具など数寄屋に関わる職人が製作した美しく繊細な製作物を紹介するほか、名人と呼ばれた棟梁本人が使用した道具や図面なども展示いたします。

研ぎ澄まされた職人達の美意識と技を理解することができる絶好の機会です。どうぞお見逃しなく。


[数寄屋大工とは]
日本が世界に誇る数寄屋のデザイン。それは千利休古田織部に代表される茶人たち、あるいは離宮を造営した貴人たちによって発案され、長きにわたり醸成・洗練されてきたものです。これら繊細な感性を持った人々のアイデアを高度な技術をもってカタチにしてきたのが大工を初めとする数寄屋の職人衆でした。数寄屋のデザインが様式化され、茶人たちの意識が茶器や作法に傾倒するようになると、建築材料の扱いに長けた数寄屋大工たちが江戸時代後半から活躍するようになります。