Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYO

artscene2012-09-03

特別展 没後百年
明治美人風俗
楊洲周延 展



平木浮世絵美術館 UKIYO-e TOKYO



©Hiraki Ukiyo-e Foundation

〒135-8614
東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドックららぽーと豊洲 ISLANDS/1F
TEL:03-6910-1290



http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/2012exhibition/201209chikanobu/201209chikanobu.html

2012年9月1日(土)〜10月28日(日)
前期: 9月1日(土)〜 30日(日)
後期:10月6日(土)〜 28日(日)

            会期中休館日
     9月3日(月)・10日(月)・18日(火)・24日(月)・
     10月1日(月) 〜 5日(金)<展示替え期間>
     10月9日(火)・15日(月)・22日(月)



 越後高田榊原藩の下級藩士の家に生まれた楊洲周延(1838-1912)は、明治を代表する美人風俗を描いた浮世絵師です。開国がなり、海外の文化が到来するとともに文明開化が叫ばれ、変化を遂げる時代の風俗を、周延は美人画を通して数多く描きました。


 周延の描く作品には、洋装の女性はもとより、持ち物や調度品などの細部を丁寧に描くことで、和装でありながら近代的な雰囲気を伝える作品が多いことが特徴です。そこには、めまぐるしく変化する世相の中で、人々が緩やかに新しい時代を受け入れた様子が映し出されています。


 周延は、幕末明治を代表する浮世絵師でありながら、未だ詳細な研究がなされていない稀有な存在です。周延は大正元年(1912)9月29日に没し、本年は没後100年を迎えます。本展では、新資料も交えながら、浮世絵が最後の輝きを放った時代の浮世絵師・楊洲周延の画業の本質にせまります。