厚木市郷土資料館
厚木・荻野出身の浮世絵師 歌川国経の作品も見られる
郷土史伝え50周年、県央史談会にちなみ市民の研究成果を展示
創立50周年を超えた県央史談会にちなみ、郷土を調べることの意義を伝える企画展「市民の歴史探索50年 郷土をしらべ、しるす」が、厚木市寿町3丁目の市郷土資料館で開かれている。入場無料。2012年1月15日まで。
会場には、縄文時代から現在までの土器や石碑など厚木市ゆかりの歴史的資料や、吾妻鏡や厚木市史など厚木を記した書物、県央史談会をはじめとする市民らによる郷土史の研究成果など約65点を展示している。
郷土史家によって研究が進んでいる荻野出身の浮世絵師歌川国経(1777〜1808年)の「遊女図」や、国経の師といわれる歌川豊国(1769〜1825年)の「宝珠図」なども見ることができる。市内から来た男性(50)は「厚木にもさまざまな文化があったんですね」と、地元文化の再発見に驚いていた。
1月15日には午後1時半から県央史談会の内藤佳康会長の講演会も行われる。
問い合わせ
電話 046(225)2515