Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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群馬県立近代美術館(高崎市)

artscene2011-12-18


高崎で「キャバレー文化」展−東京芸大による「影絵芝居」再現も /群馬


影絵芝居「ロバを引く女」に使われた影絵の亜鉛版、作者不詳(個人蔵)


 群馬県立近代美術館高崎市綿貫町)で12月23日から、19世紀末から20世紀初頭にかけてのパリで花開いたキャバレー文化にフォーカスした企画展「陶酔のパリ・モンマルトル1880−1910」が開催される。


 「黒猫一座」がやって来る


 この時代のパリでは「シャ・ノワール(黒猫)」に代表されるキャバレーやカフェに多くの芸術家が集い、前衛芸術、大衆芸術を生み出した。当時のキャバレーやカフェを会場にした展覧会のポスターや、プログラム、絵画、写真など184点を展示する。

 
 「シャ・ノワール」の出し物で観客を魅了したものの一つに「影絵芝居」がある。影絵芝居は投影する影絵と軽妙な口上、音楽が一体となったもので、当時若干21歳だったエリック・サティがピアノ演奏した演目もある。


  東京芸術大学の協力を得て、影絵芝居「聖アントワーヌの誘惑」「星への歩み」の2作品について、当時使用された音楽を演奏、録音し、影絵のイラストと一体化させた再現映像を制作公開する。

  
 開館時間
 
 9時30分〜17時

 月曜休館(来年1月9日は除く)

 12月29日-来年1月3日・10日は休館


 観覧料
 一般=700円、大高生=350円 
 
 2012年3月25日まで