Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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埼玉県立嵐山史跡の博物館(嵐山町菅谷)

artscene2011-12-20




中世鎌倉街道・上道探る 国重文立像2体も




 県立嵐山史跡の博物館(嵐山町菅谷)は、企画展「鎌倉街道をゆく〜ひと・モノ・文化〜」を開催している。2012年2月26日まで


 中世の武士の道「鎌倉街道」の上道(かみつみち)(鎌倉−上野国信濃国善光寺)を歴史、古美術、考古資料など約120件の展示で紹介しているもので6部構成の内容になっている。


 「信仰の伝播と鋳物師の活動」のコーナーでは、国重要文化財善光寺式「銅造阿弥陀如来及両脇侍立像」(嵐山町・向徳寺=1月7日から)と、同じく重文の「銅造阿弥陀如来立像」(神川町光明寺)が展示される。


 また、「経路と足跡を遺した人々」では源義高、畠山重忠日蓮新田義貞足利基氏ら街道ゆかりの人物の遺品や記録を展示。上道に影響を与えた古代の道「東山(とうさん)道武蔵路」の紹介では東の上遺跡(所沢市)や西吉見古代道路跡(吉見町)など県内4市町の遺跡出土品が並び、「上道で結ばれる武士の館」では大蔵、菅谷、宮廻の3館跡の出土品が展示されている。


 担当者は「今までにない大型の企画展。ぜひ来館してください」と呼び掛けている。


 観覧料は一般100円、高校生・学生50円。中学生以下と65歳以上、障害者は無料。


期間中(月曜と、12月29日〜1月3日は休館)は、学芸員による展示ガイドツアー(1月15日、2月5、26日)が実施される。

また、1月29日に鎌倉街道の検証シンポジウム(国立女性教育会館)、2月10日には沿道の城館跡と宿遺跡を訪ねるバスツアーなど多彩な催しが企画されている。


問い合わせ   (電話0493・62・5652)



菅谷館跡は、武士の都・鎌倉から上野国を経由して信濃国善光寺へ通じる「鎌倉街道」上道(かみつみち)と、都幾川が交わる渡河点に築かれています。今回の企画展は、この中世の道・「鎌倉街道」上道を、歴史資料・古美術資料・考古資料を通して紹介するものです。


東武東上線武蔵嵐山駅下車 徒歩15分


http://www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp/

〒355−0221
埼玉県比企郡嵐山町菅谷757
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