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徒然草 美術で楽しむ古典文学

artscene2014-04-06


Essays in idleness: Enjoying classical literature through art


サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
各作品の展示期間については、美術館にお問い合わせください。


開館時間
10:00〜18:00 (金・土は10:00〜20:00)
いずれも入館は閉館の30分前まで


休館日
毎週火曜日



鎌倉時代後期、兼好(けんこう)法師(生没年未詳)によって書かれた『徒然草』は、名文の誉れ高く、『枕草子』・『方丈記』とともに日本三大随筆に数えられます。「つれづれなるままに」の序段で始まる『徒然草』は、今や古典文学のなかでも最も親しまれた作品の一つといえるでしょう。
しかし『徒然草』は、成立後100年あまりもその鑑賞の歴史をたどることができません。『徒然草』の本格的な享受は慶長年間(1596〜1615)に始まると考えられ、江戸時代になると、『徒然草』は研究、鑑賞、そして創作への応用など、さまざまな分野で多様な展開を示すようになりました。そうした『徒然草』流布の過程で、〈徒然絵〉とも呼ぶべき絵画作品が登場するようになります。近年館蔵品に加わった海北友雪(かいほうゆうせつ)筆「徒然草絵巻」二十巻もその一つです。そこで本展では、この新収絵巻を初公開するとともに、屏風や絵本などの美術作例を通して、一度は読みたい、今こそ知りたい『徒然草』の名場面をたどります。


17世紀半ば以降、『徒然草』は244の章段に区切ることが常識化し、各段は独立して鑑賞されることが多くなりました。しかし、『徒然草』の生成過程を想起しながら、章段の連続性に注意を向けることで、兼好がどのような内面性に根ざして『徒然草』を執筆したのか、その思いにどのような変化・深化が生じたのかが見えてくるのです。


徒然草』といえば無常観の文学といわれますが、兼好は、「無常」という時代の既成概念に挑み、現世にあっていかに生きるべきか、いかに楽しむべきかを探究した現実主義の人でした。本展では、兼好の心うつりゆく世界を美術作品とともにぜひお楽しみください。
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会場
サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階


2014年6月11日(水)〜7月21日(月・祝)

作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。

各作品の展示期間については、美術館にお問い合わせください。


開館時間
10:00〜18:00 (金・土は10:00〜20:00)
7月20日(日)は20時まで開館
入館は閉館の30分前まで


美術館へのアクセスとお得なクーポンはこちら
http://www.suntory.co.jp/sma/


入館料
一般 当日 1,300円 前売 1,100円
大学・高校生 当日 1,000円 前売 800円
中学生以下無料

障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料

前売期間は2014年6月10日(火)まで

サントリー美術館受付での販売は、2014年5月11日(日)まで


割引
HP割 :ホームページ限定割引券提示で100円割引

携帯割 :携帯/スマートフォンサイトの割引券画面提示で100円割引

ATRo(あとろ)割 :国立新美術館森美術館の企画展チケット提示で100円割引

団体 :20名様以上で100円割引


音声ガイド voice guide
500円 英語版もございます。English version is available


主催
サントリー美術館朝日新聞社
【協賛】三井不動産三井住友海上火災保険サントリーホールディングス