Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

雪と氷『雪華図説』から近現代の美術まで

artscene2012-07-31




雪と氷は、美術の世界にさまざまなイメージを提供し、多くの作品のモチーフとなってきました。
そこには、雪の積もった美しい山々の風景、雪深い地方での人々の営みの情景、寒い冬の心象風景、氷がよびおこす想像の世界など、作家それぞれのイマジネーションと生活から生み出された、豊かな表現がうかがえます。


一方、雪の殿さまとして名高い古河藩(茨城県古河市)藩主土井利位が著した『雪華図説』は、当時の雪文様ブームの火付け役となり、また近代では雪の結晶を科学的に研究する傍ら、自らも雪のデザインをたのしんだ雪博士中谷宇吉郎など、雪がもつ魅力は、多くの人たちの心をとらえてきました。


本展では、雪と氷にちなんだ美術作品に加え、土井利位の関係資料、中谷宇吉郎の業績を顕彰すべく創設された雪のデザイン賞入賞作品などをあわせてご紹介します。

http://www.gmat.gsn.ed.jp/ex/ex.html



斎藤清会津の冬(14)》1969年 福島県立美術館


富岡惣一郎《信濃川・卯の木A》1984年 南魚沼市トミオカホワイト美術館


海老原喜之助《雪》1930年頃 宇都宮美術館

東山魁夷《霧氷の譜》1985年 長野県信濃美術館 東山魁夷


展示期間7/21(土)〜8/12(日)


金田実生《冬の呼吸》2004年 群馬県立館林美術館

山本茜《截金硝子「雪明り」》2011年 中谷宇吉郎雪の科学館



●同時開催 コレクション展示「近現代の彫刻?」「油彩その他?」


会 期    2012年7月21日(土)〜9月2日(日)
時 間    午前9時30分〜午後5時 ※入館は閉館30分前まで
休館日    毎週月曜日(8月13日は開館) 詳細はこちらをご覧ください。


観覧料    一般500円(400円)、大高生250円(200円)
   ※( ) 内は20名以上の団体割引料金
   ※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。
   ※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。


主 催     群馬県立館林美術館



関連事業

ワークショップ「スノー・モビール 雪の模様を飾る」(要申込・参加費1,000円)
ペーパー・カッティング・アーティストの吉浦亮子(よしうら・りょうこ)氏を講師に迎える切りの紙ワークショップです。繊細で美しい雪の模様の切り紙を、モビールに仕立てます。


日時 8月4日(土) 午前10時〜午後4時
講師 吉浦亮子氏(ペーパー・カッティング・アーティスト、「Papirklip」主宰)
対象 小学生〜一般(小学3年生以下は保護者同伴)
定員 20名(先着順 )
会場 群馬県立館林美術館 ワークショップ室
申込 7月21日(土)より開始。電話、FAX、または直接来館にて受付。


トーク+ワークショップ「天から送られた手紙−雪や氷のふしぎと中谷宇吉郎
(要申込・参加費無料)
石川県加賀市にある中谷宇吉郎雪の科学館の館長、神田健三(かんだ・けんぞう)氏を講師に迎えます。雪や氷にちなんだ楽しいお話を聞き、氷を使ったいろいろな実験を体験します。


日時 7月22日(日) 午後2時〜4時
講師 神田健三氏(中谷宇吉郎雪の科学館 館長)
対象 幼児〜一般  親子の参加も歓迎いたします。
定員 30名(先着順 )
会場 群馬県立館林美術館 ワークショップ室
申込 6月26日(火)より開始。電話、FAX、または直接来館にて受付。
終了しました。

みんなのアトリエ(申込不要・参加費100円)
ワークショップ室で簡単な創作体験ができます。画家の難波多輝子(なんば・たきこ)氏と版画家の鈴木康弘(すずき・やすひろ)氏を講師に招いた、多版木版画を摺(す)る体験です。


日時 7/26、8/2、8/9、8/16、8/23、8/30の各木曜日
    午後1時30分〜4時(入室は午後3時30分まで)
    ※自由な時間に参加ができます。
講師 難波多輝子氏(画家)
    鈴木康弘氏(版画家)
会場 群馬県立館林美術館 ワークショップ室

たてび☆びじゅつ部「雪の切り紙をつくる」 (申込不要・参加費無料)
この夏に館林美術館は、制作体験コーナー『たてび☆びじゅつ部』を開催します。テーマは「雪の切り紙をつくる」です。雪の結晶をモチーフに、簡単な切り紙工作をおこないます。みんなで美術館を雪の切り紙で飾りましょう。

日時 8月12日(日)、18日(土)、25日(土) 各日午後1時30分〜3時30分
                            ※自由な時間に参加ができます。
場所 群馬県立館林美術館 エントランス

学芸員による作品解説会 (申込不要・要観覧料)
展示室で学芸員の解説を聞きながら作品を鑑賞します。

日時 7/25(水)、8/2(木)、8/10(金)、8/18(土)、8/26(日) 各日午後2時〜2時30分 
場所 群馬県立館林美術館 展示室

子どもギャラリートーク(小中学生対象・申込不要・参加無料)
展示室で美術館スタッフとお話をしながら、楽しく作品を鑑賞します。

日時 7月21日、28日、8月11日、9月1日の各土曜日
各日午後2時〜2時30分
場所 群馬県立館林美術館 展示室

教職員のための模擬授業 (要申込・参加無料)
教職員に向けた事業です。展示作品の解説や、展示室を使った鑑賞授業の提案をします。

日時  7月31日(火)  午後4時〜5時
場所 群馬県立館林美術館 展示室



同時開催

第4回 日本を代表する木版画家「藤牧義夫」記念館林邑楽地区小学生木版画展(観覧無料)
館林邑楽地区にある小学校27校の4年生(現5年生)が製作した木版画作品を、6会期に分けて展示します。

会期 7月21日(土)〜8月30日(木)
開室時間 午前9時30分〜午後5時
休室日 毎月曜日(8月13日は開館)、金曜日
場所 群馬県立館林美術館 講堂