Google Art Project（アート プロジェクト）公開

Google の日本法人は2012年4月9日、世界各地の美術館/博物館に収蔵されている芸術作品や文化財などの高解像度画像を公開する取り組み「Google Art Project（アート プロジェクト）」で、日本の美術館/博物館が収蔵している作品などの画像を公開した。これにより、足立美術館、大原美術館、国立西洋美術館、サントリー美術館、東京国立博物館、ブリヂストン美術館の収蔵品が閲覧可能となった。

Google アート プロジェクトは、2011年2月に、まず米国/欧州の美術館などを対象に開始。今回の日本の6館が対象となったことで、国宝16点、重要文化財51点を含む美術作品567点の高解像度画像が新たに閲覧できるようになった。さらに東京国立博物館と足立美術館はストリート ビュー機能に対応しており、館内を歩いて見学しているような気分も味わえる。

Google は一部作品を 70 億画素という極めて高い解像度で撮影し、その画像を公開している。日本の作品でこの超高解像度が閲覧可能な作品は、東京国立博物館の「観楓図屏風」と足立美術館蔵の「紅葉」の2点。

現在 Google アート プロジェクトでは、3万点以上の作品を公開中。対象としている美術館などは、欧州/米国だけでなく、アジア、オセアニア、南米地域を含む40か国85都市の151館。