Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

インカ帝国展 

artscene2012-03-16

 

2012年3月10日(土)〜6月24日(日)




[開館時間]
午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)


4月28日(土)〜5月6日(日)の間は午後6時まで。ただし、5月4日(金)は午後8時まで
※入館は各閉館時刻の30分前まで


[休館日]
毎週月曜日
ただし、3月26日、4月2日、4月30日は開館。



※今後の諸情勢により、上記の開館日、開館時間等について変更する場合がありますので、ホームページ等でご確認ください。



後援 ペルー大使館、PROMPERU、BS-TBS

企画協力 ペルー文化省


公式ホームページ http://www.tbs.co.jp/inkaten/


お問合わせ ハローダイヤル 03-5777-8600



入場料

当日券 前売券
一般・大学生 1,400円
小・中・高校生 500円


金曜限定ペア得ナイト券 2,000円(当日券のみ)
水曜限定レディース券 1,000円(当日券のみ)



3つの視点:考古学、人類学、歴史学
「小型女性人物像」 16世紀初頭
ペルー文化省・トゥクメ遺跡博物館
撮影:義井 豊
考古学




インカ帝国の本格的な考古学調査が始まってから、すでに100年以上がたちます。過去数十年間にインカ考古学は注目に値する変貌を遂げました。展示物には、解明半ばの不思議な紐の記号「キープ」や、聖なる山の生贄に供えられた小さな人形、それにアクリャ(太陽神と王のために選ばれた処女)が織ったと思われる美しい織物など、王や犠牲者にかかわりのある品から食器や農具などの日常品、石造建築や金属加工に使われた道具類など、インカの人びとの生活を伝えるものまで、よりすぐりのものを選びました。これらの遺物は、考古学が得た新しいアイデアをみなさんに伝えるとともに、奥深いインカの秘密を打ち明けてくれることになるでしょう。



「ミイラ包み」15〜16世紀
レイメバンバ博物館
撮影:義井 豊
人類学




今から600年ほど前、南米アンデスで急速に勢力を拡大し、一大帝国を築いたインカ族。実は彼らがどこに起源し、どのような生活を営んだ人だったのか、その実体は依然として謎に包まれています。この展覧会に合わせて、インカの人骨やミイラの調査を行い、その実像を明らかにする研究をスタートしました。インカに滅ぼされたチャチャポヤ人のミイラや、100年前、マチュピチュを発見したイェール大学の、ハイラム・ビンガムが集めた人骨のDNA分析も行い、インカの統治や生活の実体を明らかにしました。この展覧会では、最新の人類学研究が明らかにしたインカの人々の姿を紹介します。



「ケロ」植民地時代
ペルー国立クスコ大学・インカ博物館
撮影:義井 豊


マチュピチュ発見100年
1911年7月24日、イェール大学の、ハイラム・ビンガムが2人のペルー人を伴い、初めてマチュピチュの地に足を踏み入れました。実はそれ以前にこの廃墟の遺跡には地元の農夫が訪れたという説もあります。ビンガムの「発見」はナショナル・ジオグラフィック誌に掲載されて大評判を呼び、「謎の空中都市」のうわさは全世界へと広まりました。マチュピチュの真の科学的調査は、このビンガムの「発見」をもって始まったと言えるでしょう。ビンガムのマチュピチュ「発見」から100年。植民地期の記録文書の解読、そして今なお行われている発掘により、謎の解明に向けた議論は続いています。



インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」特別講演会


日時 2012年3月10日(土)13:30〜15:00
会場 日本館2階講堂


定員 100名(当日先着順:会場にて13:00から受付開始)
※「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」の入場券(半券可)が必要です。


講師 島田 泉(監修者/南イリノイ大学人類学科教授
「考古学から見たインカ」


トーマス・カミンズ(監修者/ハーバード大学美術歴史・建築学部長)
「インカの美術様式」(通訳あり)

日時 2012年4月8日(日)13:30〜15:00
会場 日本館2階講堂
定員 100名(当日先着順:会場にて13:00から受付開始)
※「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」の入場券(半券可)が必要です。



講師 篠田 謙一(監修者/国立科学博物館人類研究部人類史研究グループ長)
「DNAで解明するインカの起源」

網野 徹哉(監修者/東京大学大学院総合文化研究科准教授)
「インカ史万華鏡」
[備考]特別講演会は、聴講は無料ですが、「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」の入場券(半券可)が必要です。




http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2011/inka/index.html


http://www.tbs.co.jp/inkaten/