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聖フランチェスコ大聖堂・ジョットによる「悪魔の横顔」を発見


イタリアの中部、アッシジにあるフランチェスコ大聖堂は5日、画家ジョットによる13世紀の有名なフレスコ画の1つに悪魔がひそかに描かれていたことを美術修復家らが発見したと発表した。



 今回発見された「悪魔」はフランチェスコの生と死を題材にしたフレスコ画第20場面の雲の中に描かれている。キアーラ・フルゴーニ(美術史家)が発見した。死を描いた場面の雲の中に、ワシ鼻で角を持ち、意味ありげにほほ笑む悪魔の横顔がある。



 教会の美術修復を管理するセルジオ・フセッティは、ジョットが絵の主要部分に悪魔のイメージを入れるのは避けたいと考えちょっとした楽しみで雲の中に描いたのかもしれないと説明している。