盗まれたピカソの絵画2点が発見
セルビア内務省は26日、スイスで2008年2月に盗まれたピカソの絵画2点をベオグラード市内で発見したと発表した。見つかったのはドイツ・ハノーバーのシュプレンゲル美術館が所有する
「グラスと水差し」(1944年)
「馬の頭」(62年)
の2つ、合計で数百万ドル、約310万ユーロ(約3億3000万円)の価値があるという。チューリヒ郊外で開かれた展覧会のためギャラリーに貸し出し中に盗まれていた。発見の詳しい経緯は不明。捜査当局が犯人の行方を追っている。
イビツァ・ダチッチ内相は、スイス警察当局と協力して捜索を行った結果、「馬の頭」と「グラスと水差し」の2作品を発見したと明らかにした。
セルビア警察当局者は、誰がいつどのようにして絵画をセルビアに持ち込んだのか、またどこに隠されていたかを突き止めるため、現在捜査を進めているという。