Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

群馬県立館林美術館

artscene2011-10-24




浅井忠 《小丹波村》 


1893 (明治26)年 三重県立美術館蔵


http://www.gmat.gsn.ed.jp/ex/ex.html



日本近代洋画にみる自然と人間
主な出品作品リスト



安井曾太郎 《読書》 1942 (昭和17)年
新潟県立近代美術館万代島美術館蔵

高橋由一 《品川海晏寺紅葉図》 1880 (明治13)年 
笠間日動美術館



坂田一男 《キュビスム的人物像》
1925 (大正14)年 岡山県立美術館

黒田清輝 《大磯風景》 府中市美術館蔵

小杉放菴 《金太郎遊行図》
1942 (昭和17)年 泉屋博古館分館蔵


斎藤与里 《朝》
1915(大正4)年 埼玉県立近代美術館




平成13(2001)年10月、群馬県で2館目の県立美術館として、白鳥の飛来する多々良沼の近く、豊かに広がる田園のなかにオープンした館林美術館は、開館記念展のタイトルにも掲げた“自然と人間”をテーマとした作品収集や展覧会活動を続けてきました。


開館10周年を迎えるにあたり再度このテーマを掲げ、今回は日本近代洋画に対象を絞り込んだ展覧会を企画しました。明治から大正・昭和初期までの作品のなかから風景画と人物画に焦点をあてた展覧会です。


幕末の日本に輸入された油絵の技法は「洋画」という新しいジャンルを生み出し、西洋のさまざまな画風の影響を受けながら、時代とともに発展してきました。高橋由一をはじめとした明治初期の草創期の洋画に始まり、浅井忠や黒田清輝らによる洋画の確立、個性の時代ともいわれる大正時代の試みを経て、日本独自の表現を模索する昭和初期へと続きます。この第二次世界大戦以前の洋画の変遷には西洋への追従が色濃く見られるものの、個々の作家の真摯な制作態度から生まれた作品には作者の心情があふれ、豊かな芸術の実りを感じる事ができるでしょう。


●同時開催 コレクション展示「油彩・現代美術」「近現代の彫刻II」

http://www.gmat.gsn.ed.jp/


会期 2011年9月17日(土)−11月27日(日)


時間 午前9時30分−午後5時 ※入館は閉館30分前まで



休館日 毎週月曜日



観覧料 一般800円(640円)、大高生400円(320円)


※( ) 内は20名以上の団体割引料金


※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料。


群馬県民の日(10月28日(金))に観覧される方は無料


※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください。