Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

石洞美術館

artscene2011-08-26



〒120-0038
東京都足立区千住橋戸町23
TEL:03-3888-7520



ヒンドゥー美術展

同時展示:16・17世紀ヨーロッパで製作の南アジア地図

9月3日(土)- 12月18日(日)

http://sekido-museum.jp/



アプサラス
カジュラーホー・11-12世紀     


ラーマーヤナ』物語断簡 魔王ラーヴァナとの戦い
 インド・ラージャスターン 19世紀前半


シヴァ神パールヴァティー
南インド チョーラ朝 12世紀



開館時間 午前10:00-午後5:00 (但し入館は午後4:30まで)


休館日 毎週月曜日

(9月19日・10月10日は開館。9月20日・10月11日は休館。)


入館料 大人 ¥500 学生 ¥300

  小学生以下(要引率者)・65歳以上の方
   障害者手帳をお持ちの方は無料。
 

問い合わせ 03−3888−7520




交通

京成線「千住大橋駅」より徒歩3分

北千住駅西口よりコミュニティバス「はるかぜ」(北千住駅西側地域循環) 千住大橋駅まで7分、下車 歩3分


主催 財団法人 美術工藝振興佐藤基金


後援 公益財団法人 日印協会


 21世紀を迎え、南アジアの大国インドは経済的に日の出の勢いで発展しており、近年、日本からの注目度は日増しに高まっています。 紀元前5世紀頃に成立した仏教は、中国や朝鮮を通って日本に伝わり、我々日本人の精神的基底を形作る程の強い影響を私たちに与えてきました。


 しかしながら、仏教を通して見る以外のインドの姿については、日本ではあまり知られていないように思われます。石洞美術館を運営する財団法人美術工藝振興佐藤基金の前理事長・佐藤千壽(1918〜2008)が、1970年のインド訪問以来、インド美術に魅せられて蒐集してきた作品を中心に、当館所蔵品の中から、ヒンドゥー教に関連した彫像、細密画などの作品を展示して、その魅力を紹介します。


 ヒンドゥー美術は、躍動感に溢れた多彩で豊潤な造形や、魅惑的な構図と色彩感覚で、見る者の心の琴線を掻き鳴らします。ヒンドゥー美術は、日本人の慣れ親しんだ静的な仏像や「詫び・寂び」の世界とは対極にあるように思われますが、さほど抵抗なく受け入れられるのは、人間が持つ自然への信仰心や私たちが無意識に求める母性や聖性がそこに見られるからではないでしょうか。


 また、本展と同時に「16・17世紀ヨーロッパで製作の南アジア地図」を展示します。大航海時代に製作された貴重な古地図をお借りして、ヨーロッパの人たちが当時のインドをどのように認識していたのかを探ります。



ギャラリートーク
小西正捷氏(立教大学名誉教授)
 ・ 9月10日(土) 午後2:00
 ・11月19日(土) 午後2:00

応地利明氏(京都大学名誉教授)
 ・11月5日(土) 午後2:00  古地図