Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

東京都現代美術館 企画展示室地下2階・アトリウム

artscene2011-05-16


名和晃平シンセシス展  展覧会情報
http://www.mot-art-museum.jp/koheinawa/

会 期 2011年6月11日(土)〜8月28日(日)

休館日 月曜日 (7月18日、8月15・22日は開館/7月19日は休館)

開館時間 10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)

会 場 東京都現代美術館 企画展示室地下2階・アトリウム
主 催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
共 催 産経新聞
協 賛 株式会社 資生堂
協 力 SCAI THE BATHHOUSE/SANDWICH/京都造形芸術大学ULTRA SANDWICH PROJECT#1-5/Peng Pei-Cheng Collection/Queensland Art Gallery/株式会社そごう・西武/セーニャ・アンド・カンパニー/株式会社エービーシー商会インサルパック営業部/DIC株式会社/信越化学工業株式会社/株式会社ノマル/株式会社ケイズデザインラボ/株式会社ゼネラルアサヒ/東リ株式会社/株式会社ドゥエル アソシエイツ/オプトコード株式会社/Bean Sprout Tokyo/TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE/パナソニック電工株式会社/NEC ディスプレイソリューションズ株式会社/日本ヒューレット・パッカード株式会社/丸紅情報システムズ株式会社/東京大学苗村研究室/慶應義塾大学筧康明研究室/BEAMS ARTS ほか


観覧料 一般1,100円/ 大学生・65歳以上800円/ 中高生600円

小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者2名、第3水曜日に観覧する65歳以上は無料

名和晃平 彫刻家  京都造形芸術大学准教授
http://www.kohei-nawa.net/
http://sandwich-cpca.net/index.html
1975年大阪生まれ。1998年、京都市立芸術大学彫刻専攻卒業後、英国王立芸術大学院(Royal College of Art)交換留学。2003年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。


主な受賞 1998年 京都市立芸術大学制作展「少年と神獣」 同窓会奨励賞
2003年 博士論文「感性と表皮─ 現代彫刻における一方法論」 梅原賞
京都府美術工芸新鋭選抜展 最優秀賞
キリンアートアワード2003 奨励賞
2004年 咲くやこの花賞 [美術部門](大阪市
2005年 京都市芸術文化特別奨励者
2007年 京都府文化賞 奨励賞
2008年 六本木クロッシング2007 特別賞
2010年 バングラデシュビエンナーレ 最優秀賞

名和晃平シンセシス展  展覧会概要
http://www.mot-art-museum.jp/koheinawa/

「Cell」という概念をもとに、先鋭的な彫刻・空間表現を展開する名和晃平(1975年生まれ)の個展を開催します。名和はビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど流動的な素材・メディアを情報社会における感覚や思考のメタファーとして扱い、デジタルとアナログの間を揺れ動く身体と知覚、感性のリアリティを表現しています。本展では、国内外での多数の受賞・発表をふまえ、パラレルに姿を変える名和作品の根幹を各カテゴリーの方向性や相互の関係から探り、そこにかいま見える今後の姿を追求します。 BEADS / PRISM / LIQUID / GLUE / SCUM / DRAWINGなどのカテゴリーに新たな展開を加え、音楽やファッション、プロダクトデザイン領域とのコラボレーション、パブリックアート、プロジェクトチームによる制作などを通して、国際的に活躍する作品世界の魅力が紹介されます。また、手法そのものの開発からスタートする表現スタイルなど、名和作品の多義的な創作のありかたを探ることによって、そのすぐれた造形性、表現の拡がりや可能性を呈示します。名和は「映像の細胞PixCell=Pixel(画素)+Cell(細胞・器)」という概念を通して、感性と物質の交流の中から生じてくるイメージを追求しています。彼は自らを「彫刻家」としながらも、私たちが、感性と物質を繋ぐインターフェイスである「表皮」の質を通して対象をリアルに感知・認識していることに注目し、その表現領域をさらに拡げつつあります。本展は、その卓越した表現力の源とは何か、そして次世代の創作のあり方について考える貴重な機会となるでしょう。