Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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南宋の青磁 (根津美術館)

artscene2010-11-09


南宋青磁 宙を映す器 根津美術館 創立70周年記念特別展
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

2010年10月9日(土)〜11月14日(日)
休館日 月曜日 
開館時間 午前10時‐午後5時(入場は午後4時半まで)
入場料 一般1200円、学生[高校生以上]1000円
*中学生以下は無料

会場 根津美術館 展示室1・2

「宙をうつすうつわ」
それは南宋時代、いまから700年ほど前に中国で焼かれた青磁に与えられた賛辞。浙江省の山奥にある龍泉窯で焼かれた青磁の碗や皿、瓶や壺は、鎌倉時代にはるばる海を越え、日本にもたらされ、寺院などで大切に使われた青磁の器は、室町時代になると書院を飾る道具となり、花を生ける瓶となり、茶の湯の道具となっていった。それらの中で宙を思わせる美しい釉色のものが砧青磁と呼ばれ、珍重されたものである。

 国内の砧青磁を一堂に会して南宋官窯の名品を加え、国宝2件、重要文化財8件を含む65件の作品を出品。青磁の姿と釉色の美しさにふれることができる展覧会である。