Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

artscene2014-03-13

国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

http://www.nact.jp

〒106-0032 東京都港区六本木7−22−2
03-5777-8600

中村一美展 workshop


アーティスト・ワークショップ
「鳥ならざる鳥を描く ―逆から思考する、絵画―」


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「鳥ならざる鳥」…鳥であって鳥でない鳥とは、どのような存在でしょう。
あなたなら、どのように考え、絵に表しますか。
3月19日から5月19日まで国立新美術館にて、「中村一美展」が開催されます。
今回のワークショップでは、出品作家の中村一美さんを講師に迎えて、展覧会を鑑賞した後、色鉛筆やクレパスなどを使って、「鳥ではない鳥」の絵を描きます。
「鳥」は、中村さんが2000年頃から取り組んできたテーマ。300点を超える連作「存在の鳥」は、「あらゆる存在の飛翔についての絵画」であるといいます。
「鳥の絵」ならば、誰でも簡単に想像できるかもしれません。しかし今回のワークショップのテーマのように、鳥とは正反対である「鳥ではない」ものについて考えると、鳥そのものの存在が揺らぐことに気がつきます。あえて逆側から考えることで、その存在を問うてみましょう。あなたの考える「鳥ではない鳥」は、どのような絵画の空間を生み出すのでしょうか。直観を大切にしながら、描くことを通して想像の世界をめぐり、さらに広げ深めつつ、絵画とはどういうものか考えてみませんか。

日時:
2014年5月10日(土)
11:00-16:30(昼食時間含む)

講師:
中村 一美(画家)


会場:
国立新美術館 別館3階多目的ルーム


対象:
一般(小学校高学年以上)

定員:
20名

参加費:
500円
要事前申し込み

中村 一美 (なかむら かずみ)
1956年生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了(油画専攻)。1980年代始めより発表を開始。最初、「Y型」と呼ばれるY字形のモティーフによる表現主義的な絵画作品によって注目された。続いて、「斜行グリッド」、「開かれたC型」、「連差−破房」、「破庵」、「採桑老」、「織桑鳥(フェニックス)」、「存在の鳥」、「聖」などのシリーズを相次いで制作、今日における絵画空間とその意味性についての探求を、精力的かつ持続的に展開しており、その制作点数も、絵画だけで1200点を超えている。
国内では、現代日本を代表する画家として数多くの個展・グループ展に参加し、主要な美術館に作品が収蔵されている。また、自らの絵画制作についての理論的なものを中心に著述も多く、それらは『透過する光 中村一美著作選集』(2007、玲風書房)にまとめられている。


中村一美略歴
1956年千葉県生まれ。東京芸術大学大学院修士課程修了(油画専攻)。1980年代始めより発表を開始した中村一美は、最初、「Y型」と呼ばれるY字形のモティーフによる表現主義的な絵画作品によって注目された。続いて、「斜行グリッド」、「開かれたC型」、「連差−破房」、「破庵」、「採桑老」、「織桑鳥(フェニックス)」などのシリーズを相次いで制作、今日における絵画空間とその意味性についての探究を、精力的かつ持続的に展開しており、その制作点数も、絵画だけで1200点を超えている。国内では、現代日本を代表する画家として数多くの個展・グループ展に参加し、主要な美術館に作品が収蔵されている。美術館での個展としてはセゾン現代美術館(1999)といわき市立美術館(2002)のものがある。海外での紹介も、「ユーロパリア・ジャパン’89」(1989)や北欧を巡回した「ジャパン・アート・トゥデイ」(1990-91)に始まり、近年では特に韓国や中国など、東アジアでの発表が多い。また、自らの絵画制作についての理論的なものを中心に著述も多く、『透過する光 中村一美著作選集』(2007、玲風書房)にまとめられている。




〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主催
国立新美術館


アーティスト・トーク
「私の絵画について」 (聞き手:南雄介)

4月26日(土) 14:00〜16:00(13:30開場)
国立新美術館 3階講堂
先着260名(事前申込不要)
聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券可)が必要です。

アーティスト・ワークショップ
「鳥ならざる鳥を描く −逆から思考する、絵画−」

5月10日(土) 11:00〜16:30 
国立新美術館 別館3階多目的ルーム
対象:一般(小学校高学年以上)
定員:20名
参加費:500円
要事前申込み