伊・クレモナ バイオリン美術館
ストラディバリウスを生んだイタリアのクレモナに14日、名作を展示した「バイオリン博物館」が開館。
イタリア北部、クレモナはバイオリンの名工、アントニオ・ストラディバリが17世紀後半から活動を始め、名器「ストラディバリウス」を生み出した地として知られ、今もバイオリン、ビオラなど弦楽器の製作が行われている。2012年、その製作技術がユネスコの無形文化遺産に登録された。
今月、総工費およそ13億円をかけて「バイオリン博物館」が完成、14日、オープン。館内には、1715年に製作された貴重なストラディバリウスをはじめ、16世紀以降にクレモナで製作された70点以上のバイオリンやビオラなどの名器が展示される。
中にはまた450人を収容できる音楽ホールが併設された。
設計に参画した世界的な音響設計家の豊田泰久
「世界的にもバイオリンで有名なクレモナで、コンサートホールの建設に協力できたのは光栄です。日本からもぜひ、訪れてもらいたい」
ホールでは、早速、ストラディバリウスを使ったコンサートが開かれ、今後、音楽ファンを中心に新たな観光名所となることが期待されている。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130915/k10014550841000.html
クレモナ「バイオリン博物館」
http://www.museodelviolino.org
Stradivarius hometown in Italy gets violin museum
Tuesday, September 17, 2013
CREMONA, Italy (AP) ― The northern Italian town where Antonio Stradivari and other master violin-makers worked will open a new museum celebrating the instrument.
Cremona will inaugurate the Museum of the Violin on Sept. 14. In a recreated violin-maker's shop, visitors can watch how the instruments are hand crafted. They can admire creations of Stradivari and other famous Cremona violin-makers, the Amati and the Guarneri families, with the instruments in protective showcases, and hear violins being played.
Museum director Alessandra Villa told a media preview Thursday the place is a musician's "dream come true."
Violinist Antonio De Lorenzi likened playing a 300-year-old Stradivarius to painting a fresco with a palette of many varied colors ― the instrument rewards the musician with greater possibilities for sound intensity and musical coloration.