Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

山口晃展

artscene2013-04-11



山口晃は、浮世絵や大和絵をはじめ、西洋美術、漫画など、時代も分野も越えた様々なイメージをベースに、古今東西あらゆるモチーフを緻密な描写で巧みに再構築する作風で知られています。馬型のバイクにまたがる武士、宇宙船と化したリモコン、居住スペースの付いた電柱、古今の人々と事物が共存する都市景観。一見ユーモラスでありながら、現代の日本や美術が抱える矛盾と問題を鋭い眼差しで捉えた山口の作品は、国内外で人気を集めており、その繊細で芯の強い描画技術には定評があります。近年は小説の挿画やCDジャケット、パブリックアート、CMの原画を手がけるなど、ますます活躍の場を広げ、2012年秋には平等院の養林庵書院へ襖絵を奉納し話題となりました。
横浜初の個展となる本展覧会では、ドローイングや油絵、立体作品、挿画を一挙に展覧し、山口晃の多彩なる画業をご紹介します。さらに現代アート国際展の開催地である横浜にちなんで、<一人国際展>の最新作「山愚痴屋澱エンナーレ2013」を会場内に設けるほか、ドナルド・キーン作「私と20世紀のクロニクル」の挿画全点を特別展示する予定です。老若男女、誰しもを惹きつける作品の数々をこの機会にぜひご覧ください。


現代アート国際展の開催地である横浜において、「山愚痴屋澱エンナーレ」第4回展の開催が決定!トリエンナーレをもじったタイトルの通り、インスタレーションあり、映像あり、緻密な描写による絵画作品で知られる山口晃が、現代アート作品を出品する〈一人国際展〉です。



1969年東京生まれ。群馬県桐生市に育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2007年上野の森美術館「アートで候。会田誠 山口晃展」、2008年アサヒビール大山崎山荘美術館 個展「さて、大山崎」、同年秋から五木寛之氏による新聞小説親鸞」(全国の主要地方紙にて連載)の挿絵を通算2年にわたり担当。2012年2月銀座メゾンエルメス 個展「望郷-TOKIORE(I)MIX」、11月平等院養林庵書院に襖絵を奉納。近著に『ヘンな日本美術史』(祥伝社)、8年ぶりとなる作品集『山口晃 大画面作品集』(青幻舎)。





日 時: 4月20日(土)午後2時
定 員: 100名さま(先着順)
場 所: そごう美術館 展示室内特設会場
参加費: 1,000円(入館料、消費税込)
※サイン会は整理番号順に行います。チケットに記載された整理番号および集合時間をご確認の上、ご来館ください。
※サイン対象となるのは、サイン会当日にそごう美術館ミュージアムショップにてお買い上げいただいた関連書籍に限ります。
※イベントの内容が変更、または中止となる場合がございます。予めご了承ください。


日 時: 5月4日(土)午後2時(開場:午後1時45分)
定 員: 100名さま(先着順、全席指定)
場 所: そごう美術館 展示室内特設会場
参加費: 1,000円(入館料、消費税込)
※イベントの内容が変更、または中止となる場合がございます。予めご了承ください。

開館時間 午前10時〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで 主  催 そごう美術館
入館料
大人1,000(800)円、大学・高校生800(600)円、
中学生以下無料
※消費税含む。
※()内は前売および20名さま以上の団体料金。
障害者手帳をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは()内料金にてご入館いただけます。
※前売券は、そごう美術館またはセブンイレブンローソンチケット、イープラスにてお取扱いしております。
企  画 ミヅマアートギャラリー
イムラアートギャラリー
後  援 神奈川県教育委員会横浜市教育委員会
協  賛 (株)そごう・西武