Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

青梅ゆかりの名宝展

artscene2012-11-07


国立 奥多摩美術館



開館記念展示 ―青梅ゆかりの名宝展―

東京都青梅市に位置し、普段は、作家たちのアトリエとして使用されている旧製材所を利用した会場です。

都市の中心的な機能が中心を周回するかのように、円心上に広がりをみる東京。都市機能から離れたここ青梅市は言わずと知れた青梅街道が山梨まで通り、かつては宿場町として繁盛し、産業工場の移築や林業などで、急成長を遂げたいち東京郊外である。当館は町のその急成長をになった旧製材所が会場となります。多摩川とともに西へ下り、川と山の傾斜の間を沿うように青梅線が走り、ここは今も昔も変わらず自然が先立つ地です。


 当館が思い描く幸福な関係とは「作家・作品と観賞者のシンプルな結びつき」を生む場を作ることです。そのために、企画者、スタッフ、デザイナーとそれぞれ交流を深め、一つの展覧会という形式に可能性を求めました。いち施設として町の機能に当てはまることを辞め、ただ面白いことを追求し、発信し、届けることの新たなシステムや回答を個々の能力に求めたと言い直してもいいでしょう。展覧会を一から作るということにおいて、収蔵する作品はもちろん無く、美術館そのものの形もありません。あるものは場とわれわれの活動意図に賛同しつつ、個々の可能性を追求する強い意志をもった猛者とのつながりです。その形を是非ご覧ください。



Schedule: 
2012/11/10日(土)・11(日)・12(月)・17(土)・18(日)・19(月)・23(金)・24(土)・25(日)

These 9 days only. 合計9日間の開館日になります。ご来館日にご注意ください。




〒198-0171
東京都青梅市二俣尾5-157


【電話番号】 080-3218-8746


【メールアドレス】 info+@+moao.jp


【開館時間】 12:00〜18:00(入館は17:30まで)

【休館日】 不定休(展覧会により変化)


【交通アクセス】

立川駅」よりJR青梅線(青梅行)にて「青梅駅」。
JR青梅線奥多摩行)に乗り換え「軍畑駅(いくさばたえき)」下車。(駅より徒歩12分)


【駐車場】 5、6台(駐車台数に制限がございます。あらかじめご了承下さい。また、事前連絡を頂ければご対応致します。)

【公式ホームページ】 http://moao.jp


【施設ご利用案内】 500円






本展覧会では7名の作家を集め「国立奥多摩美術館 開館記念展示 —青梅ゆかりの名宝展—」と銘打って開催する。
 おそらく多くの方は普段作家のアトリエとして活用されている場が一時的にでも「美術館」やましてや「国立」と名乗ることに多くの驚きや疑問を抱くのだと思う。そして、われわれはまずはその説明責任から果たさなければならないと考える。
 「国立」については、ある一つの単位である「国」ということをわれわれがどのように受け止めているかだろう。一人一人が日本国籍をもちながら、その土地で生活を共にしていることを普段どれだけ意識をし、活動しているのか。正直普段からそれを意識的に捉え、生活している者ばかりではないように思う。ただ、そういう物言いをすると、まるでわれわれが意識を表にしていない人々に対して批判的な目を向けているようにも取られかねないので、説明をする必要が有ると感じた訳である。
 われわれは「国」という最高単位であり立場としても認識可能な存在や概念に対して、絶対的とまでではないものの、およそ他の単位や立場とは別格であるように捉える。その信頼に値する単位や立場に対して、何か良く分からない絶対的なものとして感じることがある。
 今展覧会の作家は20代半ばから30代半ばまでが集まっている。彼らが生まれたのは1970年半ばから1980年半ばのおよそ10年間を一世代とするのであれば、私たちの親や祖父母のもつ「国」というものへ抱く意識は大きく隔たりがあるだろう。われわれが生まれた時代にはテレビは一家に一台であったし、洗濯機も当然ながら、核家族化も進行し、世代を超えて居住を構えることが減少していた。それでも、祖父母から聞く戦争の話、町内の噂はよく耳にした世代ではないだろうか。身近な人からの体験や教訓を取り込むと同時に、世界と通じる方法が多様化し、独自にその情報を好きなように入手するための環境を獲得していけるだけの文明の発展もまたわれわれの世代くらいから始まったことであるように思う。
 われわれの親や祖父母の世代ではとてもあり得なかったことであるし、自身で情報の真偽を問わねばならないということもまた、彼らにとっては少し不思議なもののように感じるに違いない。そう、彼らのようにテレビから流れ聞こえてくる報道は彼らのように信憑性が高いものとして、われわれは受け入れられない。嘘ではないにしても、情報の精度が高いのか低いのかはその情報をいくつかの行為によって自身で検証する必要がある。ネットで検索してみたり、文献にあたること、詳しいその筋の人に聞くこと、そうして輪郭や構造を作っていくことで精度を上げ、信憑性を確認する。
 そういう意味で、我々の世代は「国」に対して、先人が抱いていた絶対的な位置から見ることは到底不可能なのではないか。彼らが国という単位で情報を受け入れ、共有していた時代に比べ、我々の世代ではわれわれが持ち得ている社会への結びつき方を選び取ることから始まり、その情報を高低の異なる精度を確かめながら組み立て、輪郭や構造として受け入れる体制を作る。その大きな違いとして彼らは大きくくくられた情報を他者と大きな翼下にあることで、他者と枝分かれしながらもつながり共有する状況にあった。しかし、われわれはその図式を180°ひっくり返した状況下にある。そのため、個々の道程は異なるであろうし、その描き出す輪郭の始まりや、組み立て始める構造もまたそれぞれことなるだろう。当然、情報から得た形が同じものになる場合もあれば、そうならない場合もある。そういった中で、われわれが抱く「国」に対しても、多様性を帯びている。つまり、国という最高単位や立場と信憑性は必ずしもイコールで結びつけられないものであるということを知ってしまった世代でもあるわけだ。
 そして、われわれの活動を見る者の多くはアーティスト・ラン・スペースとして受け入れるだろう。その成り立ちは「作家と作品に対して、観賞者のシンプルなつながりを生み出す場」を形成することを目的とし、その掲げるものはアーティスト・ラン・スペースの成立に同調するものである。作品・作者と観賞者をつなげることがどういう活動に発展するかと言えば、おそらくは地域に対してなどと美術の域を簡単に出ることはかなわないのかもしれない。しかし、少なくとも奥多摩の入り口に位置する青梅市は美術を提供する観賞者と接触を図りやすい域からははみ出ているに違いない。われわれの展覧会を見ようと青梅に訪れようものなら、ほぼ半日や一日かけての小旅行になることはおおよその検討はつくところだ。われわれは一つ真逆のことを同時に取り組んでもいる。観賞者とのシンプルな接触を図るために開かれた場を展覧会の形式にのっとり成形する反面、気分だけで訪れることが難しいほど遠い青梅という場の設定は観賞者にある種の覚悟を強要し、観賞者が能動的な欲求をもって訪れてくれることにわれわれは期待をしている。われわれの体制としては決して閉じたものではなく、展覧会という形式に落とし込み、作品と観賞者の接点を設けることに努める。
 その反面、この場の特性としては普段は作家のアトリエとして機能している場であることを挙げられる。そのアトリエの使用者である展覧会作家の太田、永畑、和田はどんな展覧会へ向かうにも個々での制作を必要とするであろうし、今回ゲストとして選出されている二藤、河口、原田、山本においては実質どれだけの作業をこの場で行うか定かではないものの、単なる展覧会スペースとして捉えられないものが有るであろう。美術館というには安っぽく、旧製材所の面影を残すスペースは到底美術館のように展覧会や作品の設置には親切とは言える場ではないものの、公共施設である美術館という建築内では再現不可能な作品群が並ぶことをここで改めて特筆しておくべきことだろう。
 そして、ここでこの「国立」「美術館」というには遠い青梅のアトリエ・スペースでなぜそれを名乗る展覧会になったのかはカミュの一文を挿し込みたい。「嘘をつくとは真実じゃないことを言うのではなく、真実以上のことを喋り、そして人間の心の場合では自分が感じる以上のことを喋るのが、嘘をつくという意味である。」つまり、物事を見るときにはある一つの視点を設ける、それは見る側の立場によって左右されるものといってもいい。その視点を設けた際には視点を向ける先、見据える的や中心が必ず内在しているはずである。われわれが単なる展覧会としてではなく、あからさまな嘘を言うのは見据えているものの中心をどこに持っているのか、本当にあるのかということである。つまり、そこには視点の決定とは同時に見る範囲や枠の決定である。その範囲や枠はどこから来たのか、何を因果関係としたのかということにこの話は落ちる。
 そういった意味ではわれわれは大きな真実を上回り凌駕さえする嘘を放り込むことで、展覧会という形式、美術館という枠組みに対し、拡張を行ってみせるのである。つまるところ、それははったりという言葉に回収する人が居るやもしれない。しかし、会場である作品や実際に訪れた町の実在と、地図には載らない枠を越えた場の出現をどう認識するべきか、自らが選び獲得し裏付けされた真実や経験に対し、肯定を伴う共有や不安をみせることになるかもしれないが、はねのけずに迷いながら見てほしいと思ている。土地の住宅や商業施設などの建築や地形による傾斜、そしてそれを覆うコンクリート、道の角を曲がった瞬間に目に飛び込んでくる新たな光景、自然と人工物との交わりや区切り、境界と統合により表出し、宙に浮く意味や機能と人の行為や痕跡が不可視なものとして入り交じり、地図からの情報を統合して一つの町として読むこと、目的地までの道程にある目印を確認し、歩を進める道には単に仮象の世界を視覚的に体験するよりも更に分断と連続を経験に取り込むだろう。
 作家紹介については、下段の館長の作家紹介文にその詳細を委ねることにし、今展覧会ではその枠や形式に同定できない作家7名を集めた展覧会となっていることをお伝えし、文を締めくくるとする。


参加した制作者たち



太田遼 OHTA Haruka 風景とは人間の視野や首の運動により限りなく広がりを見せる。そして、意識のもとに切り取るものをいう。意識によって成立するとは、足下のアスファルトに視線と共に意識を向けた時、見える範囲の風景と自身の場所が一つの土地としてつながりを感じ、視野の始まりと境界と区切りを意識するものになる。太田が挿入する建築の断片は空間がいかに抽象的な存在であるかを暴き、その場の視野からしか生まれない風景を見せてくれる。

《外は外壁沿いにやってくる》2012年

《風を観たかい?》2010年

作家略歴
1984年東京都生まれ
2010年武蔵野美術大学大学院 修了
[賞歴]
2008年「武蔵野美術大学卒業制作展」(武蔵野美術大学/東京)
2008年「Jeans Factory Art Award 2008」(高知市文化センター かるぽーと/高知,高知)
2010年「武蔵野美術大学卒業・修了制作展」(武蔵野美術大学/東京)
2010年「武蔵野美術大学 優秀作品展」(武蔵野美術大学/東京)
2010年「群馬青年ビエンナーレ2010」(群馬県立近代美術館/高崎,群馬)
2010年「松戸アートラインプロジェクト 2010」(松戸,千葉)
2011年「Non “non-places” places」 (3番GALLERY/東京)
2012年「安全・安心プロジェクト」(Art Center Ongoing/東京)
2012年「みなとメディアミュージアム2012」(ひたちなか市/茨城)
2012年「Tokyo Midtown Award 2012」(東京ミッドタウン/東京)




河口遥 KAWAGUCHI Haruka  ○△□。これらの図形には一見なんら共通項が見えないが、蓄積された経験や知識などをかき集め、「くくられた」中で、図形同士が共有する要素や異なりを探すのが常だ。だが、河口はおそらくこの図形の始まりを探し始める。どこから書き始めてこの形に辿り着いたのか、振る舞いや行動が一連の流れやつながりを形成し、在るものと人の行為が関係を構築する中で、その結び付きを紐解こうとする。きっと、彼女はそれがパンドラの箱であったとしても近づくことを恐れず、開けようとするだろう。

http://2200gallery.com/20120609kawaguchiharuka.html
《そんなにロマンチックな目つきをするな。》2012年

《3》2006年

作家略歴
1985年千葉県生まれ
2010年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
[個展]
2012年「そんなにロマンチックな目つきをするな。」(22:00画廊/東京)



永畑智大 NAGAHATA Tomohiro  リンゴが枝から離れ、地面に落ちる万有引力。彫刻における重力と物質の関係性、台座とのそれを受け止め、永畑はわれわれと作用が関係し合うときに生じる運動を作品におわせる。ただ、彼の作品は従来の彫刻がもつ課題に従うことや反発することに意識を置くのではない。リンゴが地面に着地する様子は時間によりもたらされた連続的な作用の可視状態を示す。彼は連続的な作用をとどめられない絵画空間と作用と時間の経過を共有する身体経験の場である彫刻空間の双方と対峙しながら、代入可能な「X (水平)」や「Y(垂直)」の空白へ奇妙な人体を代入する。

http://teratotera.jp/terakko/?p=352
《Bの巨人たち》2012年

シナプスは音をたてて夢精する》2011年

作家略歴
1983年東京生まれ
2010年 武蔵野美術大学彫刻学科卒業
[グループ展}
2010年「陸上バタフライ」(Art Center Ongoing/東京)
2010年「アートアワードトーキョー2010」(行幸地下ギャラリー/東京)
2010年「入ッテハイケナイ家」(黄金町バザール/黄金町,横浜)
2011年「TERATOTERA祭り」(東京)
2012年「きのうあったことについて」(AI KOWADA GALLERY/東京)
[個展]
2011年「うしろメタファー」(3番ギャラリー/東京)
2012年「Bの巨人たち」(Art Center Ongoing/東京)



二藤建人 NITO Kento われわれは人の目で複写は可能なのか。二藤に言わせれば「できます。」と返ってくるだろう。可視化できない重力や泥土の中、目に見えない作用が硬化した実像を全く「異なった形」で可視化する。周囲の空間から際立った作品はわれわれの身体を常に従わせる重力と対面するようしむける。背景としての奥行きがつかめなくなり、前景化している背景を眺めているとわれわれの身体がポジ(ネガ)となっていることに気づかされる。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~nitoken/nito_kento.net/

《不測に向かって放り込む》2012年

《catch the air》2011年

作家略歴
1986年埼玉生まれ
2010年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
2012年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
重力や浮力、自身のアクションをテーマに彫刻作品の制作やパフォーマンス等を展開。
[個展]
2010年「洗い流せるものじゃない!」(florist_galleryN/名古屋,愛知 )
2011年「トーキョーワンダーウォール公募2011」審査委員長賞
2011年「平成23年台東区芸術文化支援制度」採択を受け、営業中の銭湯でのグループ展、「走って流して山ができた」
2012年「Red Porcupines / 全身を以て認めざるを得ない」(GALLERY TERRATOKYO/東京)
2012年「不測に向かって放り込む」(トーキョーワンダーサイト本郷/東京)
2012年「standpoint/かつての真上」(florist_galleryN/愛知 )
2012年「第14回岡本太郎現代芸術大賞展」入選(川崎,神奈川)






原田 賢幸 HARADA Masayuki ひとかわ剥ける。人の成長や変化をさすこの言葉も、原田の前では剥けた中身にまだ人が身体の一部やその機能を宿すことを確認したい衝動にかられるのではないか。「人」を観察し、考察した成果を作品やシステムへ流し込む。彼は人の感情や意識、身体機能につきない欲望と興味を示す。この世が平和にはならず常に他者を傷付ける様を彼は不思議に感じ、その解消されない社会の中で、同じ人間として見なければならない現実や各個体の差異を考えている。

http://haradamasayuki.com/index.html


《今日も一日中、セミが暑苦しく鳴くのを聞いていた。
夜、床に就いたがなかなか寝付けない。
のどが渇いたので水を飲んだが同じことだった。》2010年

《電磁波。狼煙》2012年

作家略歴
1978年東京都生まれ
2009年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
2011年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了
[個展]
2009年「Continue#1 チアリング タイフーン」(CAMP(Continue)/東京)
2011年「おそらく一寸前。あるいは一寸先の。」(Art Center Ongoing/東京)
2012年「電磁波。狼煙(のろし)」(22:00画廊/東京)
[グループ展}
2009年 海老原優×原田賢幸 二人展 [円周率と最大公約数] (CAMP(Otto Mainzheim Gallery)/東京)
2009年「GIMMICK」(TURNER GALLERY/東京)
2009年「SUPER ART PARTY」(party/いわき市,福島)
2009年「甑島で、つくる。」(KOSHIKI ART PROJECT/甑島列島,鹿児島)
2009年「Ongoing映像祭2009」(Art Center Ongoing/東京)
2009年「空間の身振り」(アートプログラム青梅2009/東京)
2010年「第13回 岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/川崎,神奈川)
2010年 原田賢幸×永畑智大 二人展「陸上バタフライ」(Art Center Ongoing/東京)
2010年「MAGIC LANTERN Film show」(MAGIC ROOM???/東京)
2010年「ART FAIR FREE」」(VACANT/東京)
2010年「Ongoing祭り with TERATOTERA」(Art Center Ongoing/東京)
2010年「自殺展2010」(0000 Gallery/京都,京都)
2010年「水面に登る」(FAL(武蔵野美術大学内)/東京)
2010年「NEO NEW WAVE」(island/柏市,千葉)
2011年「第4回 ネズミ講展」(RED CUBE/東京)
2011年「販女(ひさぎめ)の家プロジェクト in上分」(神山町/徳島)
2011年「かれいざわアートICHIBA」(旧王余魚沢小学校/青森)
2011年「FAMILY AFFAIR」(XYZ collective/東京)
2011年「よってらっしゃい。みてらっしゃ〜い。猛烈人類さん大集合!!!」(野方座/東京)
2011年「Ongoing Xmas 2011」(Art Center Ongoing/東京)
2012年「きもちよい」(bonobo/東京)
2012年「Beacon」(GALLERY45-8/東京)




山本 篤 YAMAMOTO Atsushi山本の映像作品は「判断」を迫る。意味のあるもの、シンボルのようになっている共通認識、それらを取り払うように誘い込むのが彼の映像だ。そういった作業を映像の時間軸の中で繰り返し、行うことになる。そして、今まであると思っていたことすべてに対して、彼は映像を通して、われわれに「無い」と告げ、それに従うのではなく、「無かったんだ」と自ら空っぽになったポケットを満たさず、そのままにしておくことを学習する。

http://atsushiyamamoto.com/index.html
《Black arrows》2011年

《それでも幸せな労働の延長》2011年

作家略歴
1980年東京生まれ
2003-5 ドイツ(ベルリン)にて制作活動
現在 東京在住
[個展]
2006年「NIGHTWALKER」(petalfugal/東京)
2007年「LIFE AND ENTERTAINMENT」(petalfugal/東京)
2008年「soulfuldays」(相模原市民ギャラリー/相模原,神奈川)
2008年「横浜美術館withバザール」(黄金町バザール/横浜,神奈川)
2008年「Voin Pahoin : 高橋ビルをルームジャック!」(黄金町バザール/横浜,神奈川)
2010年「命とエンタテイメント2」(Art Center Ongoing/東京)
2012年「時間泥棒 いつもより長い夢」(Art Center Ongoing/東京)
[グループ展]
2005年「東京コンペ#2」(丸の内ビルディング/東京)
2005年「Ongoing Vol.4 よんでみてみて」(BankART Studio NYK/横浜,神奈川)
2005年「群馬青年ビエンナーレ」(群馬県立近代美術館/高崎,群馬)
2006年「風呂屋劇場」(才ノ神浴場/直島,香川)
2006年「Ongoing Vol.5 ヨコハマエクトプラズム」(BankART Studio NYK/横浜,神奈川)
2006年「百花繚乱」(boiceplanning/相模原,神奈川)
2007年「mex」(Kunstlerhaus Dortmund/ドルトムント,ドイツ)
2007年「アレぢごく」(青梅織物工業共同組合敷地内/東京)
2008年「空気遠近法・青梅 - U39」(青梅織物工業共同組合敷地内,他/東京)
2008年「THE NEXT」(Gallery Stump Kamakura/鎌倉,神奈川)
2008年「メトロポリスで会いましょう」(Art Center Ongoing/東京)
2009年「OFFSITE2008 相田ちひろ/山本篤」(横浜美術館/横浜,神奈川)
2010年「黄金町バザール2010」(黄金町バザール/横浜,神奈川)
2010年「Searching for the Other Physics vol.02」(東京大学柏キャンパス数物連携宇宙研究機構棟/柏,千葉)
2010年「5th Dimension」(旧フランス大使館別館4階/東京)
2011年「Essential Ongoing 静寂と狂気」(新・港村ギャラリー/横浜,神奈川)
2011年「ladies & gentlemen」(シャトー2F/東京)
[ビデオスクリーニング]
2006年「 EROSION 」(petalfugal/東京)
2006年「 DZUGUUN 」(galerie DZGN/Berlin,Germany)
2008年「Leerraum [ ] Night」(The Rotunda/Philadelphia,USA)
2008年「Leerraum [ ] Night」(Monkey Town/N.Y,USA)
2011年「ビデオアートプログラム 世界に開かれた映像という窓 第24回:山本 篤」(広島市現代美術館/広島)
2011年「TERATOTERA祭り MOVIE」(吉祥寺バウスシアター/吉祥寺)
2011年「虎の間vol.2 〜映像祭の巻〜」(AMP cafe/高円寺)
[賞歴]
2003年「卒業制作」福沢一郎賞 2005年「 東京コンペ#2 」 キャノン賞





和田 昌宏 WADA Masahiro 「万物」は彼に集約する。生きていく中で出くわす出来事と世界がつながりあう。自身がいる世界と「万物」との間を自由自在に往来し、我がものとする。表象するもの・ことと彼が身を置く環境や社会が結びつき、社会の問題の解決策を導き出すだけでなく、われわれがつなげられなかったがために陥った混沌の要因をあっさりと、手の中で握る。調和と不調和の中で、彼は共通項を見出し、両手に隠し込み、われわれに「どっちだ?」と聞いてくるのである。

http://masahirowada.com/jp/
《主婦のためのスタイリッシュなハエ》2012年

《Welcome Stranger》 2010年

作家略歴
1977年東京都生まれ
1999年 多摩美術大学美術学部中退
2001年 東京都拝島の米軍ハウスにて “HOMEBASE” の企画・運営を開始
2004年 Goldsmiths College University of London, BA Fine Art 卒業
[個展]
2008年「和田昌宏展 -Diamonds in Lucy with the Sky-」(遊戯室(中崎透+遠藤水城)/水戸,茨城)
2008年「和田昌宏展」(高知市文化プラザ かるぽーと/高知,高知)
2008年「和田昌宏展「L.D.K.」」(Art center Ongoing/東京)
2008年「「Flesh」と名付けられた余命2秒の蠅は黒い乳首でひと休み」(petal fugal/東京)
2011年「Big Tomorrow」 (Art center Ongoing/東京)
2012年「『イチュマデモ、キミウォ、アイ、スュテル』主婦のためのスタイリッシュなハエ」(AI KOKO GALLERY/東京)
[グループ展]
2004年「BA Fine Art 卒業制作展」( Goldsmiths College/イギリス,ロンドン)
2004年「COHIBA 拝島国際交流展示×映像祭 04′」(HOMEBASE/東京)
2004年「Ongoing Vol.3」(QuakeCenter in 旧朝日中学校/東京)
2005年「それぞれの物語展」(cinra in 高井戸倶楽部/東京)
2005年「スピカフェ2」(spica art/東京)
2005年「群馬青年ビエンナーレ05」(群馬県立近代美術館/高崎,群馬)
2005年「Ongoing Vol.4」(Bank Art studioNYK/横浜,神奈川)
2006年「DRAWING japamark」(HOMEBASE/東京)
2006年「Ongoing Vol.5」(Bank Art studioNYK/横浜,神奈川)
2006年「5days JEANS FACTORY ART AWAED 2006」(高知市文化プラザ かるぽーと/高知,高知)
2007年「感情の強盗」(Bank Art studioNYK/横浜,神奈川)
2007年「アレぢごく」(SAKURA FACTORY/東京)
2007年「16時間美術館」(AIT 代官山ヒルサイドテラス、スーパーデラックス/東京)
2008年「PLATFORM横浜セミナー AFTER HOURS」(東京藝術大学/横浜,神奈川)
2008年「広州トリエンナーレ」(Guangdong Museum of Art/中国,広州)
2008年「TransformArt展」(Art Center Ongoing/東京)
2008年「シークレットオークション@KANDADA」(KANDADA/東京)
2008年「The House展 -現代アートの住み心地-」(日本ホームズ住宅展示場/東京)
2009年「Arcade Park (1978-1985)」(119Ingraham St. #302/アメリカ,N.Y)
2009年「Art Plant」(狭山緑地/東京)
2010年「-Structural Integrity- NEXTWAVE Festival」(Arts House, Meat Market/メルボルン,オーストラリア)
2011年「8人の日本人アーティスト -東洋の交感-」(アートセンターSSVAD/サンチニケタン,インド)(国際交流基金ニューデリー日本文化センター/ニューデリー,インド)
2011年「TERATOTERA祭り」(PARCO吉祥寺/東京)
2011年「Essential Ongoin」(新港ピア/横浜,神奈川)
2012年「Redzone parking 『Adventures of practice 〜実践の冒険』」(小金井アートスポットシャトー2F/東京)
2012年「半切録」(ロジャー・マクドナルド企画/長野)
2012年「5th Dimension」(旧フランス大使館/東京)
[賞歴]
2005年 群馬青年ビエンナーレ 入選
2006年 JEANS FACTORY ART AWARD 2006 グランプリM賞
[書籍]
2007年 メトロノーム 11号「何をなすべきか? 東京」/ Metronome Press, Paris / pp.115-117 pp.163-165
2010年 WHO 和田昌宏 /Art Book WHO, 発行:杉原洲志