加藤栄三の軌跡 東山魁夷と市川をつないだ盟友の歩み
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加藤栄三《飛騨》 昭和45年
http://www.city.ichikawa.lg.jp/higashiyama/003.html
本特別展は、東山魁夷と並んで千葉県市川市と縁の深い加藤栄三の画業に焦点をあてます。東山と加藤は、東京美術学校(現、東京藝術大学)の同期として、ともに結城素明に師事したことに加え、東京美術学校同窓生有志による「六窓会」をはじめ、「国土会展」、「大日展」、「未更会展」等の結成に意欲的に参加することで研鑽をたかめあい、それぞれに独自の表現を確立して、同時代の日本画壇を華々しく飾りました。
本展、1階展示室においては、東山魁夷と加藤栄三の東京美術学校時代の作品をはじめとする当時の資料から、生涯をかけて新しい日本画の在り方を追い求めた両画家の原点を振り返り、それぞれの美意識の在処を探る機会といたします。
2階展示室においては、革新を余儀なくされた戦後の日本画壇にあって、時代を追いながら、日本画家として華麗な変遷をみせた加藤栄三の芸術世界を代表作品によって彩り、その凄烈なる創造の軌跡を辿ります。
加藤栄三は、明治39(1906)年に岐阜県岐阜市に生まれ、昭和4(1929)年、東京美術学校の四年在籍中(当時23歳)に、第10回帝展(東京府美術館)にて≪夏日小景≫で初入選をはたして以降、日本画界の第一線で活躍しました。
開催概要
開催期間
平成24年2月24日(金)〜 4月15日(日)
*前期 2月24日(金)〜3月25日(日)
後期 3月27日(火)〜4月15日(日)
開館時間
午前10時〜午後5時(ただし入館は4時30分まで)
観覧料
一般 800円(640円) *65歳以上は640円
大学生・高校生 400円(320円)
中学生以下 無料
( )は25名以上の団体料金
休館日
毎週月曜日
(祝休日にあたるときは、直後の平日)
主な展示作品
《飛騨》加藤栄三(外務省蔵)
《秋》 加藤栄三(東京藝術大学大学美術館蔵)
《梟の仔》加藤栄三(個人蔵)
《フィレンツェの夜明け》加藤栄三(個人蔵)
《焼嶽初冬》東山魁夷(武陽会蔵)ほか
交通
・電車
JR下総中山駅より徒歩約20分(約1.3キロメートル)
京成中山駅より徒歩約15分(約1キロメートル)
・バス
京成バス「市営霊園・保健医療福祉センター」行き、「下総中山駅」から
「北方」バス停下車約1分
市川市コミュニティバス、同「北方」バス停下車約1分