Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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「無冠の父」 東京・阿久悠記念館

artscene2011-10-08



 ピンクレディーの「UFO」、都はるみの「北の宿から」などヒット曲の作詞を手がけて、2007年に70歳で死去した阿久悠兵庫県淡路島を舞台にして、一巡査として生涯を終えた父をモチーフにつづった未発表の長編小説、「無冠の父」の原稿が見つかり、母校である明治大(東京・駿河台)に28日開かれる阿久悠記念館で、ゆかりの品とともに展示される。



 阿久さんは「瀬戸内少年野球団」で直木賞候補となるなど作家としても活躍。「無冠の父」は1975年に亡くなった父・深田友義さんをモデルにしている。


 「全く何の冠も持たなかった巡査の、そして、私の父の、諦観と威厳」


 について主題にしている。息子の作詞家が思いをめぐらせる400字詰め原稿用紙400枚超の作品である。



● 戦争遺跡通じ近代史考える 明治大学内 登戸研究所資料館が見学会 川崎

 戦争遺跡を通じてアジア・太平洋戦争の一端を振り返る見学会が8日、明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区)内の平和教育登戸研究所資料館で開かれる。日本ジャーナリスト会議(JCJ)神奈川支部の主催。


 「旧陸軍登戸研究所の保存を求める川崎市民の会」メンバーらがガイドを務め、米国本土攻撃に使われた風船爆弾の模型や、中国経済をかく乱するために製造された偽札など館内の展示物を見て回る。同支部は「2カ月後は太平洋戦争開戦から70年。近代史を考える機会にしたい」と参加を呼び掛けている。


 午後2時から5時まで。参加費500円。

 事前に申し込みが必要。

 小田急生田駅改札に同2時までに集合。

 問い合わせ 清水雅彦さん 電話080(6715)3383。