三鷹市美術ギャラリー
2011年 9月3日(土)〜10月23日(日)
【開館時間】 10:00〜20:00(入館は19:30まで)
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
【休館日】 月曜日 10/10(月) は開館 、10/11(火)
【観覧料】 会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
伊豆高原のアトリエで木々や草花、野鳥や動物に囲まれて創作活動を行っている画家谷川晃一。近年では特に「ウラパン・オコサ」「へんしーん」といった独創的でユニークな絵本を発表し幅広い世代に知られています。個展会場では絵皿や陶器の風変わりな人形がずらりと並び、原色の船がボーボー言いながら壁面を行ったり来たりして、ときに液晶画面の中でネコが歌って踊ったりもしているので、「これはなんだ!?」とはじめは驚かされますが、つい引き込まれてしまう不思議な世界が展開されています。
谷川晃一は1938年東京に生まれ、中学2年のときに画家を志して以来、ひたすらに独学で絵を描いていきました。具象や抽象といった形式にとらわれることなく、自分が何をやりたいのか、何をやるべきなのかという事を動機として多彩な活動を行ってきました。
60年代後半から開始した文筆活動やアートディレクションといった活動においても若い頃から際立った企画力と実行力を発揮し、多くの人々を巻き込んで数々のイベントを実現させています。27人の錚々たる美術家にひとり2枚ずつデザインを依頼して作ったトランプや、来年で20回を数える「伊豆高原アートフェスティバル」なども、まぎれもなく彼の作品の一部といえるでしょう。
本展は画家谷川晃一の全貌を俯瞰しようと、四方八方に伸びた活動のありようを紹介する初の回顧展です。「芸術は難しくなんかない、誰にでも絵は描けるんだ、いろんなものが作れるんだ、ただ難しく考え過ぎているだけなんだ」と。一本の鉛筆を握りひゅうっとただ線を引く楽しみを、谷川さんは私たちに呼び起こしてくれます。果てしなく拡がる谷川ワールドをどうぞ、ごゆっくりお楽しみください。
- 作者: 谷川晃一
- 出版社/メーカー: 日貿出版社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
谷川晃一の自由デッサン塾―楽しく絵を描こう (NHK趣味悠々)
- 作者: 谷川晃一
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2000/08
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (1件) を見る