東京都江戸東京博物館
元和2年(1616) 4月17日に逝去した徳川家康の遺骸は、遺言により駿河国久能山(静岡県)に埋葬された。翌元和3年には下野国日光へ「小キ堂」(ちいさきどう)を建てて勧請せよとの遺志を根拠に、久能山より日光山へと遷座された。これに合わせ2代将軍の秀忠が日光に参詣を行ったことが日光社参の始まりとされている。
これ以後将軍の日光山参詣は、天保14年(1843)まで17回行われ、将軍による社参は回忌ごとに実施される法会とは異なり、その規模は壮大であるとともに時の政権の意思や政治的な意義をも含んでいた。
将軍の日光社参について、まず家康が遷座された日光とはどのような歴史を有し、江戸時代を通じて幕府からどのように扱われていたのかを展観。続いて将軍が江戸を離れるという日光社参とはどのような準備を経て行われたのか、その規模や諸負担、社参の旅程や行列の様子などに注目し、将軍は日光に到着した後、どのような儀式に参列したのかについて、祭礼絵巻や日記類などから、社参の実態に迫る。
日光東照宮と将軍社参
2011年 10 月 8 日(土)- 11 月 23 日(水・祝)
東京都江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
両国駅 歩いて5分
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
開館時間 午前 9 時 30 分 - 午後 5 時 30 分 ( 土曜日は午後 7 時 30 分まで)
※入館は閉館の 30 分前まで
休館日 月曜日。ただし、10月10日(月・祝)は開館
主催 東京都 東京都江戸東京博物館、公益財団法人徳川記念財団
観覧料金 常設展観覧料でご覧になれます。
観覧料
一般 600円
大学生・専門学校生 480円
中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円
中学生(都内)・小学生 無料
*次の方は常設展観覧料が無料です。
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)。(入館の際は障害者手帳等のご提示をお願いします。)
※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は常設展観覧料が無料です。年齢を証明できるものをお持ちください。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)
※家族ふれあいの日(10月15日・16日、11月19日・20日)に観覧の、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)2名の料金が半額となります。(特別展の料金は展覧会ごとに定めます。)
※特別展の会期中は、お得な特別展・常設展共通観覧券もございます。
関連事業
詳細 担当学芸員による展示解説を行います。 常設展示室5階、日本橋下にお集まりください。
日時:10月14日(金)、21日(金)、28日(金)、11月4日(金)
(各日とも16時から30分程度)
※ 詳細については ミュージアムトークのページ を参照ください。
■えどはくカルチャー
詳細> 10月14日(金)、21日(金)、28日(金)、11月4日(金)
(各回とも14:00〜15:30 事前申込制、申し込み多数の場合は抽選)
※ 詳細については えどはくカルチャーのページ を参照ください。
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