目黒区・東京都庭園美術館
森と芸術
私たちの中にひそむすばらしい森の記憶をたどってみよう
出品作
アンドレ・ボーシャン 《楽園》 1954年 ハーモ美術館蔵 他
昔、人は森に住み、森の恵みを糧に暮らしていた。やがて森を離れて文明を築いてもなお、人は森という故郷に「楽園」の思い出を重ねて想いを抱きつづけている。
古今の芸術作品のなかにも、そうした原初の森への郷愁や憧れがあらわれ、森の神話・伝説を描く絵画、情感ゆたかな風景画、メルヘン絵本、植物文様をもつアール・ヌーヴォーのガラス器など、森の魅惑を体現する作品の数々が展示される。
アンリ・ルソーの楽園図、クロード・ロランにはじまる各時代の風景画、セリュジエやゴーギャンの描く伝説の森、グリムやアンデルセンの挿絵、シュルレアリスムの森の幻想と神秘。
森にかかわる多くの作品を通して、私たちのうちにひそむ「森の記憶」をさぐり、芸術・文化から自然界へと視野をひろげていく。
美しい森の雰囲気をそなえた東京都庭園美術館は都心の森にかこまれた、世界にも稀有なアール・デコ様式の邸宅美術館でもある。
2011年04月16日(土)−2011年07月03日(日)
休館日 6/22
時間 午前10時−午後6時(入館は午後5時30分まで)
入場料
一般:1000円
大学生(短大・専門学校生を含む):800円
小・中・高校生・65歳以上:500)円
前売り及び、20名以上の団体料金は2割引
東京都庭園美術館
東京都港区白金台5丁目21-9
目黒駅、白金台駅から5分から10分
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
問い合わせ Tel 03-3443-0201