出光美術館
紅白梅図屏風(左隻) 伝 尾形光琳 江戸時代 《第1部に展示》
紅白梅図屏風(左隻) 酒井抱一 江戸時代 《第2部に展示》
http://www.idemitsu.co.jp/museum/index.html
酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―
第1部<煌めく金の世界> 2011年1月8日(土)〜2月6日(日)
第2部<転生する美の世界> 2011年2月11日(金・祝)〜3月21日(月・祝)
※2月7日(月)〜10日(木)は展示替のため休館
気宇壮大な文化を誇った桃山時代が終末する頃、その絢爛たる黄金文化を背景にして、優雅な琳派芸術が京に息吹をあげた。琳派の始祖と仰がれる本阿弥光悦や俵屋宗達らは、王朝時代の装飾美を豊かに翻案し、新時代の幕開けを告げる斬新な造形美を生み出したのであった。それは後世の京に生まれた尾形光琳や、江戸で活躍した酒井抱一らの新たな創造を促している。
本展第1部の<煌めく金の世界>では、宗達が手懸けた金銀のきらびやかな装飾による和歌巻、扇面画、さらに大画面の草花金地屏風などを中心として、宗達が創始した華麗な装飾美と、奥行きある豊かな金地空間を展示。また独自のデザイン感覚をあらわした光琳の絵画の魅力や、琳派絵師たちにとって一つの主要なジャンルであった、水墨画の特集なども併せて紹介。
本展第2部の<転生する美の世界>(2月11日より開催)では、本年、生誕250年を迎えた酒井抱一の作品を中心に、江戸琳派の美を探訪する。東都江戸の地に、京の琳派芸術を再興した抱一は、光琳を敬慕しながらも、江戸人たる新しい感性によって新風を巻き起こしている。抱一独自の美意識の表明がみられる銀地屏風や、清新な感性が注がれた草花図や花鳥画に注目し、華やかに転生を遂げる江戸琳派の美を多方面から紹介。
琳派の芸術家たちは皆、いにしえに範を求めて伝統を自覚しながらも、その伝統を脱する冒険心を芯にもち、それぞれに特徴ある個性を示した。光悦・宗達という母なる大樹から若枝が生長し、やがて百花を咲かせ、華麗に飛躍していく琳派芸術の粋美の輝きである。
開館時間午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
休館日毎週月曜日(1月10日、3月21日は開館します)
入館料一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料 (ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です。
電話ハローダイヤル03-5777-8600(展覧会案内)
列品解説のお知らせ
1月13日(木)、1月27日(木)、2月24日(木)、3月10日(木) いずれも午前10時30分より
1月14日(金)、1月28日(金)、2月25日(金)、3月11日(金) いずれも午後6時より