Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

『槐多の歌へる』その後―山崎省三・村山槐多とその時代

artscene2013-11-24



横須賀美術館
横須賀市教育委員会美術館運営課)


〒239−0813
神奈川県横須賀市鴨居4-1
tel:046-845-1211 
fax:046-845-1215


山崎省三《海珠橋》1938年 横須賀美術館


村山槐多《バラと少女》1917年 東京国立近代美術館


山崎省三《村童(少年)》1920年  個人蔵



横須賀に生まれ、新潟、小樽で少年期を過ごした山崎省三(1896-1945)は、19歳のときに洋画家を目指して上京し、日本美術院研究所で学びます。
ここで出会った同年代の村山槐多(1896-1919)、今関啓司(1893-1946)とともに、「美術院の若き三銃士」とうたわれました。槐多が22歳の若さで亡くなったとき、省三がその遺作展のために奔走し、画集や詩集『槐多の歌へる』の出版に尽力したことは、よく知られています。


その後の省三は、春陽会の画家として活動するかたわら、さまざまなかたちで、美術の裾野を拡げる活動をしました。山本鼎にしたがって、農民美術運動や児童の自由画教育をすすめ、北海道では、幼なじみだった三浦鮮治(1895-1976)、兼平英示(1898-1946)らとともに、洋画の普及につとめています。


この展覧会では、いままで紹介される機会の少なかった山崎省三の画業に、あらためて光をあてます。また、村山槐多をはじめ、同じ時代をともに生きた若い画家たちの青春群像をあわせてご紹介します。



期間 2013年11月16日(土)- 12月23日(月・祝)


観覧料

一般800円
高大生・65歳以上600円
中学生以下無料

中学生以下および市内在住または在学の高校生は無料。


11月24日付の産経新聞「美の扉」で、この展覧会が紹介されました

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131124/art13112408270001-n1.htm 


村山槐多作品「カンナと少女」は展示されていない期間があります
次の展示期間は12/17〜12/23です。




村山槐多《カンナと少女》1915年