Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクション トスカーナと近代絵画

artscene2013-06-09

も う ひ と つ の ル ネ サ ン ス



ジョヴァンニ・ファットーリ
《従姉妹アルジア》1861年
油彩・紙




  輝かしいルネサンス芸術で名高いフィレンツェトスカーナの都市群。現在はトスカーナ州とその州都フィレンツェとなったこの地で、19世紀に「もうひとつのルネサンス」ともいうべき芸術的復興が起こりました。
中世いらい大国に分割支配されていたイタリア半島の人々は、19世紀前半に「リソルジメント(再起)」と呼ばれる統一運動を起こし、幾多の戦争を経て1861年イタリア王国を建国しました。この激動の時代にトスカーナの芸術は人々を文化によって結びつけ、新しい“イタリア絵画”の創出に大きな影響を与えたのです。
 本展覧会は、このフィレンツェトスカーナに焦点をあてたイタリア近代絵画の展開をフィレンツェにあるピッティ宮近代美術館の絵画約70点によって日本で初めて系統的に概観します。
   
開催概要
  会   期 2013年9月7日(土)〜11月10日(日)
月曜休館(ただし9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館)
お客様感謝デー無料観覧日:10月1日(火)
会   場 損保ジャパン東郷青児美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン本社ビル42階
開館時間 午前10時−午後6時、 金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
観 覧 料 一  般:1000円(800円)
大・高校生:600円(500円)   ※学生証をご提示ください
シルバー(65歳以上):800円 ※年齢のわかる物をご提示ください
中学生以下:無料   ※生徒手帳をご提示ください
障害者無料
障害者手帳身体障害者手帳療育手帳精神障害者手帳)のご提示によりご本人とその介護者(1名まで)は無料。ただし、被爆者健康手帳をお持ちの方は、ご本人のみ無料。
※( )内は20名以上の団体料金 および前売り料金
※前売り券はチケットぴあ、ローソン、セブンイレブンでお求めください(8月31日発売)
主   催 損保ジャパン東郷青児美術館読売新聞社
協   賛 損保ジャパン、日本興亜損保
後   援 イタリア外務省、イタリア大使館イタリア文化会館
協   力 アルテリア、日本通運アリタリア−イタリア航空、日本貨物航空
企画協力 アートプランニング レイ


展示構成と主な出品作家(予定)
 展示会場は4章で構成され、1章では19世紀前半からイタリア統一までのトスカーナの美術を概観し、2章ではリソルジメントが生んだフィレンツェの美術運動マッキアイオーリの革新性を象徴する小品群をクローズアップ、3章では統一後の様々なトスカーナ絵画を、4章では統一後のイタリア絵画の主な画家たちをご紹介します。

1章 トスカーナロマン主義絵画にみる歴史と同時代性


ジュゼッペ・ベッツォーリ、エンリコ・ポッラストリーニ、アンドレア・ピエリーニ、アントニオ・フォンタネージ、アントニオ・チーゼリ、ドメニコ・モレッリ



2章 新たなる絵画 マッキアイオーリ


ジョヴァンニ・ファットーリ、ジュゼッペ・アッバーティ、ラファエッロ・セルネージ、ヴィンチェンツォ・カビアンカ、テレマコ・シニョリーニ



3章 トスカーナにおける19世紀と20世紀絵画の諸相
プリニオ・ノメッリーニ、フランチェスコ・ジョーリ、ヴィットリオ・コルコス、ガリレオ・キーニ、オットーネ・ロザイ、プリモ・コンティ



4章 20世紀の画家たち: イタリア絵画の立役者たちとその傾向
ジョルジョ・デ・キリコ、フィリッポ・デ・ピシス、ジュゼッペ・カポグロッシ、カルロ・カッラ、マリオ・シローニ、アルベルト・サヴィーニオ


ピッティ宮近代美術館とは
La Galleria d’Arte Moderna di Palazzo Pitti


ピッティ宮は、フィレンツェのアルノ河畔に位置し、16世紀から20世紀初頭までメディチ家をはじめとする歴代統治者の住居でした。
近代美術館は、ピッティ宮の最上階である3階に1924年に開設され、主にトスカーナの18〜20世紀の絵画と彫刻群を収蔵しています。なかでもマッキアイオーリについては、運動を支援した批評家ディエーゴ・マルテッリが1894年の死去に際して遺贈した初期の重要な作品群をはじめ、代表的作家の作品を網羅しています。
なお、ピッティ宮は、ヴェッキオ橋に並ぶ店舗の上を通る「ヴァザーリの回廊」によって対岸のウフィツィ美術館とつながっています。また、2階部分を占めるパラティーナ美術館は、ラファエッロやティツィアーノなど16世紀ルネサンス絵画のコレクションで知られています。



ジュゼッペ・ペッツォーリ
《自画像》1818年頃
油彩・キャンヴァス


アントニオ・フォンタネージ
《サンタ・トリニタ橋付近のアルノ川》1867年
油彩・キャンヴァス

【2章】

ジョヴァンニ・ファットーリ
《従姉妹アルジア》1861年
油彩・紙


ラファエッロ・セルネージ
《麦打ち場》
油彩・キャンヴァス


テレマコ・シニョリーニ
《子供(少年?)の頭部》
油彩・板

【3章】

ジョヴァンニ・コステッティ
《物思いに耽る女性》1921年
油彩・板に貼られた紙


ガリレオ・キーニ
《ドック(船渠)》1942年
油彩・板


オットーネ・ロザイ
《山と農家》1944年
油彩・キャンヴァス

【4章】

マリオ・シローニ
《真昼》1931-32年
油彩・キャンヴァス