Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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ミケランジェロ展−天才の軌跡

artscene2013-04-06

システィーナ礼拝堂500年祭記念


階段の聖母 1490年頃 大理石


ミケランジェロの肖像
マルチェロ・ヴェヌスティ(帰属) 1535年頃



開催概要
会場
国立西洋美術館(東京・上野公園)

日時
会期:2013年9月6日(金)〜11月17日(日)
月曜日(ただし、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館、翌火曜日は休館)



開館時間:
午前9時30分〜午後5時30分(金曜日は午後8時)
※入館は閉館の30分前まで
※開催日時が変更となる場合があります




当日
一 般 ¥1,400
大学生 ¥1,200
高校生 ¥700
*中学生以下無料


*心身に障害のある方とその付添者1名は、無料(入館の際に障害者手帳をご掲示ください。)
*団体は20名以上


発売日
*前売券は2013年4月23日(火)〜9月5日(木)まで販売(国立西洋美術館では9月4日(水)まで販売)
*当日券は9月6日(金)から販売


巡回
【福井会場】
福井県立美術館
2013年6月28日(金)〜8月25日(日)
主催:福井県立美術館、福井新聞社福井テレビ



《階段の聖母》日本初公開

システィーナ礼拝堂500年祭記念
ミケランジェロ展−天才の軌跡」画像
現存するもの としては、ミケランジェロの最初期の作品の一つ。所蔵先カーサ・ブオナローティの至宝であり、長期館外貸し出しが実現するのは本展が史上初となります。



15歳のころ完成された大理石彫刻です。浅浮彫(スティアッチャート)による聖母子像は、ルネサンス彫刻の創始者ドナテッロが得意とした技法・主題であり、キャリアのスタートに立ったミケランジェロが、偉大な先達の例に倣って鑿を手にしたことは想像に難くありません。



しかし、ドナテッロのより繊細な人物描写や、空間への関心などと比べると、マリアの全身を極めて立体的に彫出し、力強い存在感を与えている点に、ミケランジェロの彫刻の特質が既に現れています。
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564年)



システィーナ礼拝堂500年祭記念
ミケランジェロ展−天才の軌跡」画像
イタリア・ルネサンスの偉大なる巨匠ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)。

“神のごとき”と称され、画家としてだけでなく彫刻家、建築家としても、ルネサンスの頂点を極めました。


本展覧会では、ミケランジェロゆかりのフィレンツェ、カーサ・ブオナローティから、日本初公開の彫刻《階段の聖母》を中心に、絵画、素描、書簡など61点を展示。

89歳で亡くなるまで、精力的に活動した彼の偉大なる功績を紹介いたします。



カーサ・ブオナローティとは

システィーナ礼拝堂500年祭記念
ミケランジェロ展−天才の軌跡」画像
カーサ・ブオナローティは、元来1508年ミケランジェロフィレンツェ旧市街のギベッリーナ通りに購入し、1516年から25年まで居住した邸宅でした。

その後は甥レオナルドとその家族の住まいとなり、以降一時の中断はあったものの19世紀半ばに フィレンツェ市に譲渡されるまで、ミケランジェロの子孫ブオナローティ家の本拠でした。

現在は、一家が代々受け継いできたミケランジェロの素描、彫刻、書簡をはじめとする膨大な美術・考古・歴史コレクションと、ミケランジェロの偉業を讃えるバロック壁画の施された居室群を有する美術館として、一般公開されています。

とりわけミケランジェロの素描と書簡に関しては世界一の質と量を誇り、世界的なミケランジェロ研究の拠点としても、重要な役割を果たしています。

作品はすべてフィレンツェ、カーサ・ブオナローティ所蔵
(C)Associazione Culturale Metamorfosi e Casa Buonarroti



主催
国立西洋美術館、TBS、朝日新聞社
後援
イタリア大使館BS-TBSTBSラジオJ-WAVE
学術協力
メタモルフォジ財団、カーサ・ブオナローティ
特別協賛
大塚ホールディングス
協賛
こだま印刷
協力
大塚国際美術館、大塚オーミ陶業、アリタリア-イタリア航空日本通運JR東日本、西洋美術振興財団