Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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中村彝展―下落合のアトリエ

artscene2013-04-04



中村彝は、成蹊学園創立者、中村春二を通じて経済的援助を受けていた大正期の画家。

中村春二を兄と慕った彝が春二の死の直後、写真を元に描いた肖像画がある。彝から春二宛ての葉書も出品。



新宿歴史博物館特別展「中村彝展―下落合のアトリエ―」

2013年3月17日(日)− 5月12日(日)  
第2・4月曜日は休館日

9時30分〜17時30分 (入館は17時まで)
毎週金曜日は20時まで(入館は19時30分まで)

〒160-0008 東京都新宿区三栄町22
03-3359-2131


新宿歴史博物館(三栄町22)では、3月17日(日)の新宿区立中村彝アトリエ記念館(下落合3-5-7)の開館を記念し、同日から、特別展「中村彝(つね)展〜下落合の画室(アトリエ)〜」を開催する。

中村彝(1887年〜1924年)は、明治末から大正期にかけて活躍した洋画家。1916年(大正5年)、下落合にアトリエ兼住居を新築し、「エロシェンコ氏の像」(重要文化財・国立東京近代美術館蔵)などの代表作を生み出した。17歳で肺を患い、37歳という若さで亡くなるまで、彝の創作活動は病との闘いだったが、芸術にかけた情熱や遺した作品は、近代以降の日本洋画界に大きな影響を与えている。

今回は、アトリエ周辺を描いた風景画7点のほか、代表作など30点を展示。また、当時の写真や書簡なども併せて展示し、人間としての中村彝にも迫る。


【観覧料】300円(常設展とのセット券500円)、中学生までは無料


【協力】株式会社中村屋日本通運株式会社・日本興亜損害保険株式会社