Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

ブライアン・ウィリアムズ−曲面絵画誕生

artscene2012-04-04



〒524-0102

滋賀県守山市水保町北川2891
Phone:077-585-7800 
Fax:077-585-7810


開館時間:9時30分-17時 (最終入館は16時30分迄)

休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)・年末年始


http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

JR東海道本線琵琶湖線守山駅下車

京都駅より新快速にて約25分
大阪駅より新快速にて約55分

守山駅より近江鉄道バス佐川美術館前下車

佐川美術館行 約25分
タクシー料金の目安(約30分) ¥3,170〜¥3,740

■JR湖西線堅田駅下車

京都駅より新快速で約20分、普通で約25分
大阪駅より京都駅経由、湖西線乗換で約55分

堅田駅より江若交通『免許センター前行き』 佐川美術館前下車

タクシー料金の目安(約15分) ¥1,800〜¥2,200 
琵琶湖大橋通行料金含む




ブライアン・ウィリアムズ−曲面絵画誕生−展

開催期間:
2012年02月18日(土)〜2012年04月08日(日)


来日40年を迎えるブライアン・ウィリアムズ氏(1950-)は、山あいの集落や比叡山の鬱蒼とした木立をぬけて開ける琵琶湖の大パノラマ、夕日にうすれゆく山並み、穏やかな波がよせては返し葦などの植物が複雑に絡み合い一体をなす水際といった、日本の自然美を描いた絵画作品を通して、人間が自然と調和して営みを続けていた頃の、取り戻すべき「のぞましい」景観を提案してきました。


2007年以降、新しい絵画の可能性を示唆する「曲面絵画」を考案し、自然に包まれる感覚を内包しながら平面の制約から解放された空間の展開と人間が元来より備えている広角な視野にかなった絵画の表現を目指して創作活動を続けています。

少年時代には南米チリの海に潜り、さまざまな貝殻を収集・分類するなど、研究者的な素養を持つブライアン氏は、創作的な思考だけではなく論理的な思考を併せ持ち、人間の眼球や「球体」の視野・脳科学に関する文献をつぶさに調べ、持論の正しさを確認する作業も並行して行ったのでした。


また、「絵画の誕生」が太古の人々により洞窟や岩肌などの自然界に存在する曲面に壁画として表されたのに着目し、東西の歴史・文化の中にある曲面への絵画表現について検討、従来行なってきた世界各地への取材旅行に加え、実際にフランスのラスコー洞窟、スペインのアルタミラ洞窟を訪れたほどです。


本展では、琵琶湖はもとより、日本各地の風景や、海外の自然・文化遺産を描いた作品を公開。特に3メートルを超える作品の一部は展覧会場以外の館内空間にて展示いたします。未だかつて観たことのない「曲面絵画」の誕生と、その広がりをお楽しみください。



『真野浜 芽吹きの頃』2009年 油彩 1475mm×4300mm  ©Tomas Svab

『錦秋清水』2011年 油彩 2310mm×3750mm  ©Tomas Svab

屋久縄文杉』2011年 油彩 3460mm×2370mm ©Tomas Svab

『絵画の誕生』2011年 油彩 380mm×570mm



◆ ウォーク&トーク Walk & Talk
ブライアン氏と館内や展示室を歩きながら巡るギャラリートークを開催いたします。また、終了後にはサイン会も実施いたします。
日時|2月18日(土)、19日(日)
   3月3日(土)、18日(日)
   4月8日(日)
   いずれも13時より開催。
※4月8日(日)は混雑が予想されるため、
 11:00〜、13:00〜、14:30〜の
 3回に分けて開催いたします。



◆真依子 湖都の春コンサート
日時|3月10日(土)<第一部>14時〜、<第二部>18時〜
料金|入館料のみでお楽しみいただけます。
※ 「真依子 湖都の春コンサート」詳細はこちら



日本画ワークショップ
  《画伯に習う 画学校伝統の毛筆画伝授!》
日時|3月24日(土)、25日(日)
    A:10時〜12時、B:14時〜16時
料金|500円(入館料別途必要)
※ 「日本画ワークショップ」詳細はこちら






ブライアン・ウィリアムズ Brian Williams

1950年、アメリカ人宣教師の長男としてペルーで生まれる。青少年期をアンデス山脈で過ごし、チリでは大洋や海岸地方の広大な砂漠など多様な大自然を体験。その後、渡米して水彩画を始め、カリフォルニア大学で美術を専攻するが、卒業を目前に控えた1972年、リュック一つを手に世界各地を巡る写生旅行に発ち、はじめの地として訪れた日本の四季豊かな自然に感動し、この地に住む。1984年からは大津市の伊香立に居を移し、日本各地はもとより、アメリカ、ヨーロッパ、中央アジア、東南アジア各地のスケッチ旅行を行い、多様性に富んだ自然の姿を、透明感のある独自の表現により発表する。2007年、佐川美術館で開催された「琵琶湖の原風景−ブライアンのまなざし」展にて「曲面絵画」作品を初公開し、2011年5月14日(土)には、京都・東山の清水寺境内(舞台)にて曲面絵画の大作による一夜限りの個展を開催した。

ブライアン・ウィリアムズ公式HP http://brianwilliamsart.com/

4月4日(水)〜10日(火)の期間、横浜郄島屋の7階美術画廊にてブライアン氏の作品をご覧いただけます 「横浜タカシマヤ」