Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

ピカソの絵画など3点盗難 ギリシャ 国立美術ギャラリー

ピカソの絵画など3点盗難 ギリシャ国立美術ギャラリー
CNN.co.jp 1月10日(火)19時33分配信
ロンドン(CNN) ギリシャ警察などによると、首都アテネの国立美術ギャラリーに9日未明、何者かが侵入し、ピカソギリシャ国民のナチスドイツへの抵抗をたたえて1946年寄贈した油絵など3点を盗んで逃げた。

ピカソの作品は、1939年の「女性の頭部」。青の背景に白いブラウスを着た女性が描かれ、裏に「ギリシャの人々へ、ピカソより敬意を表して」の文字がある。

オランダの抽象画家ピエト・モンドリアンの「風車」と、ルネサンス期の画家グリエルモ・カッチアによるスケッチ画も盗まれた。犯人はモンドリアンの別の作品も盗み出そうとして、逃走中に落としたとみられ、この作品は回収された。

警察によると、犯人は8日夜から数回にわたって警報システムを作動させ、警備員がシステムを切ったところを狙って午前4時30分ごろ、バルコニーに続くドアから侵入した。犯行中に動作感知装置が作動し、これに気付いた警備員が1人を追跡したものの、捕らえられなかったという。単独犯かグループによる犯行かは不明。

パプチス市民擁護相は盗難について「非常に残念だ」と語り、同美術館の警備態勢を見直す必要があると述べた。


ピカソの「女の頭部」など3点盗難、ギリシャ国立美術館
ロイター 1月10日(火)9時23分配信
アテネ 9日 ロイター] ギリシャの首都アテネの国立美術ギャラリーで9日、現代絵画の巨匠ピカソやオランダの画家モンドリアンの作品など3点が盗まれた。警察が明らかにした。

盗まれたのはピカソの「女の頭部」(1939年)などで、窃盗団は午前4時半ごろに美術館に侵入。警察によると、逃走までの時間はわずか7分で、警備員を惑わすために侵入前に数回警報を誤作動させていたという。

犯行グループが何人かは分かっておらず、警察は犯人や盗まれた作品の行方を国内外で追っている。

ギリシャでは昨年9月、2001年にベルギーの美術館から盗まれた画家ルーベンスの絵画が回収され、ギリシャ人2人が逮捕されている。