Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

 パナソニック電工 汐留ミュージアム(東京)

artscene2011-05-05



《人物のいる風景》 1897年



http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110423/index.html
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110423/special/index.html
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/11/110423/index.html

2011年4月23日(土)〜2011年7月3日(日)

開館: 10:00より18:00まで (入館は17:30まで)
当面、17時閉館(入館は16時30分まで)

休館日 : 月曜日

入館料 : 一般:500円(65歳以上400円)、

大学・高校生:300円、中・小学生:200円

障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料。

主催・会場 : パナソニック電工 汐留ミュージアム

後援 : フランス大使館 、フランス観光開発機構 、東京日仏学院 、港区教育委員会

特別協力 : ジョルジュ・ルオー財団

協力 : エールフランス航空


 パリ、ブルターニュヴェルサイユ。ルオーの魂の旅をたどる。

 月明かりに照らされた森と水辺の幻想的風景を描いた作品 《人物のいる風景》 。 ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の手による最初期の風景画である。

 ピエロや踊り子を描く以前、まだ国立美術学校で古典主義的作品を発表していた頃より、風景はルオーにとって大切なテーマであった。

 自然をインスピレーションの源とし、自分を取りまく世界の観察を愛したルオーは、変化に富む空に微妙な色調の美しさを、わびしい街角に人間の苦悩や孤独を鋭敏に感じとり、それらを色彩と形態の調和として表現している。


 ルオーの風景画で特に重要な役割を演じたのが、生まれ育ったパリの下町の情景と、ブルーターニュやヴェルサイユで出会った自然・田園の風景。やがて、こうした舞台にイエス・キリストが登場し、ルオーの風景画は神秘的な光に包まれた静謐な聖書風景へと向かう。その人間と風景との宇宙的つながりを感じさせる歓喜のヴィジョンは、苦悩の世界を救う愛の美しい姿を表し、今なお感動を与えてくれる。


 ルオーの最も内密な創造の源を彼が出会ったフランスの風景に求め、画家と風景の関係を見る。国内の名品に初公開を含むフランスからの作品を加えた約90点により、ルオーの風景画を公開。この画家の人生を辿るように、展覧会にて歩みを進めることができる。


学芸員によるギャラリートーク
5月14日(土)、6月10日(金)、6月18日(土)   各回午後2時〜(約30分) 予約不要