Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

ホテルオークラ東京

artscene2014-08-13

日本の美を極める -近代絵画が彩る四季・花鳥・風情


メセナ活動の一環として、1994年より開催し、今年で第20回を迎える「秘蔵の名品 アートコレクション展」。普段は鑑賞の機会が少ない企業・団体・個人が所有する美術品をご覧いただけ、毎年ご好評を博しております。20回の節目となる今年は、日本人の原点でもある「伝統的な日本独自の美」に着目いたします。


本展は、四季豊かな日本の、多彩な風景表現やその風景の中で生きる人々の描写に注目しながら、江戸期から近現代の絵画群を一堂に集め、日本人がどのようなものを美しいと感じ、描いてきたかを、作品を通じて再発見していただけるような展覧会を企図しております。横山大観の≪夜桜≫をはじめ、日本の美しさを筆で表現することを追求してきた人気の作家群の秀作81点がこの夏、ホテルオークラ東京に集います。




【20回目を迎えるホテルオークラ東京のチャリティ絵画展】


株式会社ホテルオークラ東京では、「ホテルの持つ社会性・公共性に着目し、社会に還元する文化活動」という発想のもとに、1994年社会貢献活動に理解ある有志企業のご賛同により「企業文化交流委員会」を設立しました。以降、同委員会が中心となって企業各社の所有する貴重な美術品を一堂に集めて一般公開する『秘蔵の名品 アートコレクション展』を開催しております。本展覧会は、チャリティーイベントとして企画されており、本展を通じて美術文化の振興に寄与するとともに本展覧会の純益においては、日本赤十字社等に寄付して参りました。これまでに開催された計19回の開催では、述べ約48万人を動員、寄付金総額は1億6千万円を超えるまでに至っております。




【展覧会のみどころ】

20回目を迎える本年のアートコレクション展は、「日本の美を極める」というタイトルが示すように、日本の美意識が、近代絵画にどのように描写されてきたのかを注目いたします。


日本の風土は、四季の変化のはっきりした豊かな自然を生み出しました。そして、日本人はその環境の中で、鋭く、きめ細やかな感性を育て上げてゆき、古くから、短歌や俳句などの文学や、四季花鳥図などの絵画などで表現していきました。この感受性は、西洋文明が流入した明治以降の芸術にも息づいているのです。
本展では、この日本独自の美意識が息づく日本近代絵画を、「四季」「花鳥」「風情」とういうキーワードとともにご紹介します。鳥や動物、花々の繊細な描写、豊かな風景表情に映し出される多様な四季、そして、移ろいゆく季節のなかで生きる人々の、豊かな情趣が映し出された作品を、この機会に是非ご堪能ください。



本展覧会監修
武蔵野音楽大学 熊澤弘

イベント情報

『第20回 記念特別展 秘蔵の名品 アートコレクション展』

開催期間 2014年8月8日(金)〜8月31日(日) 24日間
時間 9:30〜18:30(最終入場は 18:00まで)


会場 別館地下2階 アスコットホール


入場券 ■一般 \1,200/大学・高校生 \1,000/中学生以下 無料



チケット
販売場所 ホテルオークラ東京
(本館・別館フロント、本館コンシェルジュデスク、別館ギフトサロン、各レストラン・バー)
主催 企業文化交流委員会
協賛 株式会社ホテルオークラ東京、ホテルオークラ共栄会
後援 文化庁観光庁、港区、NHK日本赤十字社公益社団法人企業メセナ協議会、
一般社団法人日本経済団体連合会読売新聞社
協力 公益財団法人大倉文化財団・大倉集古館、社会福祉法人NHK厚生文化事業団
株式会社山元
監修 薩摩 雅登(東京藝術大学 教授)
熊澤 弘(武蔵野音楽大学 講師)
学芸員 神津 瑛子
学芸協力 金原 宏行(豊橋市美術博物館 館長)


本美術展の純益は、日本赤十字社等を通じて、社会貢献のために寄付いたします。


お問い合わせ
ホテルオークラ東京 営業企画部
TEL.(03)3505-6110 (月〜金9:00〜17:00/祝日を除く)