Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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マルク・シャガール 「版画の奇跡 無限大の色彩」

artscene2014-04-10



2014年04月12日 〜 2014年06月08日


休館日: 毎週月曜日、5月7日(水) ※5月5日(月)、6日(火)は開館

マルク・シャガール

http://mmat.jp/exhibition/archives/ex140412


入場料
一般 600円、大学生・高校生・65 歳以上 450円、中学生以下無料、障がいのある方は半額・その付添者 1 名は無料

10:00から18:00まで


月曜休館  close on Monday


ほんとうのシャガールを知っていますか?ほんとうのシャガールを視たことありますか?
20世紀を代表するフランスの画家、マルク・シャガール。明るい色彩や浮遊する人物、花束や恋人たちといったモティーフは、20世紀美術のなかでもとりわけ共感しやすく、時代を超えて人気を集めています。しかし、愛と夢と花束だけで、わたしたちはほんとうにシャガールを理解できているのでしょうか?


シャガールは生涯にわたり、油彩画に等しい表現手段として、積極的に版画を手がけました。本展ではとくに「版画を見せる/魅せる」という視点から、シャガール版画の新たな魅力をご紹介します。


20世紀で最も美しい本のひとつとされる『ダフニスとクロエ』と『サーカス』、ふたつのリトグラフ集には、じつに20以上もの色が使用されています。一方、銅版画で作られた初期の代表作『死せる魂』は、おしゃべりでユーモラスなモティーフが最大の魅力です。軽妙な線で描かれた登場人物、19世紀ロシアの民衆生活を感じさせる細やかな舞台装置、巧みな空間構成をすみずみまで見ることで、モノクロームの場面に表情豊かな時間が流れはじめます。本展ではこれらを対比することで、シャガールの「版画そのもの」の魅力を再考します。
シャガールの作品はわかりやすいようで、実際に読み解くことはたいへん困難です。「愛と夢と花束の画家」という先入観を捨てて、すみずみまで「視て」みましょう。新しいシャガールを発見できるはずです。



アクセス access

〒153-0063
目黒区目黒2-4-36
電話: 03-3714-1201
ファックス: 03-3715-9328

JR目黒駅から10分


マルク・シャガール 「版画の奇跡 無限大の色彩」


目黒区美術館


シャガール わが回想 (朝日選書 (270))

シャガール わが回想 (朝日選書 (270))

シャガールは生涯にわたり、油彩画に等しい表現手段として、積極的に版画を手がけました。本展ではとくに「版画を見せる/魅せる」という視点から、シャガール版画の新たな魅力をご紹介します。


[関連イベント]
「大人のための美術カフェ」
担当学芸員によるギャラリー・トークの後、1Fラウンジで晩年のシャガールや展覧会の裏話について談話します。


日時: 4月26日(土) 15:30〜17:30
参加: 無料(ただし当日の観覧券が必要です。)
「アーティストと摺り師 画家たちの版画ができるまで」
講師: 白井四子男(白井版画工房主宰・摺り師)


日時: 5月18日(日) 13:30〜16:30
場所: 美術館1Fワークショップ室
申込: 不要
聴講: 無料(ただし当日の観覧券が必要です。席に限りがございます。)


シャガールミュージアム・コンサート」
演奏: 大口俊輔(アコーディオン)、江藤直子(ピアノ)
日時: 5月31日(土) 14:00〜15:00/16:00〜17:00 (同内容・入れ替え制)
場所: 美術館1Fワークショップ室
料金: 800円

マルク・シャガール

マルク・シャガール

シャガール:色彩の詩人 (「知の再発見」双書)

シャガール:色彩の詩人 (「知の再発見」双書)