Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ

artscene2014-03-05

www.nihonbashi-hall.jp/




『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』

日本橋三井ホール
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-2-1
COREDO室町5F(入場口4F)

2014年3月7日(金)− 3月30日(日)
11:00 − 23:00(最終入場22:30)

主催
株式会社エイチアイディ―・インターアクティカ

お問い合わせ先 TEL 03-3270-2550【 3月7日〜3月30日 / 10:30〜20:00 】



日本橋三井ホール
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-2-1
COREDO室町5F(エントランス4F)
お問い合わせ先 TEL 03-5200-3210


東京メトロ
○銀座線・半蔵門線三越前」駅直結 A6出口横



JR
総武線快速横須賀線新日本橋」駅地下道直結
地下道を東京メトロ[三越前駅]方面へ移動 A6出口


○山手線・中央線・京浜東北線「神田」駅東口より徒歩5分
JR神田駅[東口]を出て中央通りを日本橋方面にお進みください


○山手線・中央線・東海道線「東京」駅日本橋口より徒歩8分
[日本橋口]を出て常盤橋を渡り日本銀行前を通り三越前方面にお進み下さい


入場料(税込) |
一般 1,000円/小学生以下 600円/3歳以下 無料


総合プロデュース | 木村 英智
主  催 |
エイチアイディー・インターアクティカ

企画制作運営 |
アクアリウムクリエイターズオフィス


特別協賛 |
三井不動産コレド室町コレド室町2、コレド室町3
後  援 |
京都府京都市三重県三重県漁業協同組合連合会
名橋「日本橋」保存会

参  画 |
祇園ない藤、大安、すみだ江戸切子館、老松、象彦
小津和紙福寿園、土楽窯、絞彩苑種田、室町京正、多ち花
藤井絞、浅見、藤工房、むつろ、村山刺繍、成謙工房謙蔵
オコシ型紙商店、六兵衛窯、御糸織物、桶重、伊勢醤油本舗
瀧自慢酒造、大田酒造、森喜酒造場、佐々木酒造、齊藤酒造
増田徳兵衛商店、堀口硝子、八幡屋、松榮堂、エプソン販売
松島組紐



「日本の美意識」そんな言葉にこんなにも心を躍らせる日が来るとは、一昔前は思ってもいませんでした。
それこそ若かりし頃は、外国から吹いてくる風に憧れて、ファッションやライフスタイルに至るまで
欧米からやって来る最新のものに心を奪われ身を委ねておりました。

そんな私が今、この日本橋という歴史ある街で、この街の長らく続いた開発が終わり
新しいスタートを華々しく切ろうとする時に、江戸はもとより京都や三重という、
より歴史ある文化を題材にこの様な展覧会を開かせていただくことは、とても光栄なことであり、
しかし実際は今でも不思議な夢の中に居る気持ちです。


江戸の時代は、町人のエネルギーによって花開いた文化だと私は認識しております。
少しずつではありますが、庶民の生活も豊かになり、それまでの時代以上に一般の人々が文化や芸術、芸能などに触れる機会も多くなった時代だとのことです。
ここ日本橋も、1604年に全国に繋がる街道の起点となった時から、人・物・文化が往来し江戸の中心として栄えた街です。
いろいろな地域から人が集まり、商売が盛んになり、江戸の中でも一番賑やかな場所でした。
そんな時代にこの江戸の中心に生きていた人は、少しずつ生まれた生活の余裕の中で、生計のためだけでない人生の余分を楽しんで、
そしてそこで生まれた感性が現在にも続く日本の「粋」(意気)となったのではないでしょうか。

本展覧会はそんな時代背景に、質の高い文化や芸術、芸能にやっとこの頃触れて楽しむ機会を持てたり、
世界を旅することにより改めて日本の素晴らしさに気付き始めた私自身を重ね合わせ、
自分の足で歩きながら実際に見て、手に取り、口にし、話を聞いて、学びながら、これはと思って気に入ったものを、自分なりの思いを込めてここに集めました。
それはきっと、上方から下ってくる美しく価値ある文化や、江戸で生まれ発展した文化の端々に初めて遭遇し、目を輝かせていたのであろう当時の人々の様に…。

江戸の中心で開かれる、非日常の花見宴をごゆっくりお楽しみいただければと思います。
最後に、本展覧会を実現するにあたり、想いばかりで何も分からぬ私に知恵と勇気を与えてくれた友人と、信じてご協力くださり学ばせていただいた本物の皆様に
心より感謝と尊敬を重ねて申し上げます。

屋敷主人 木村 英智