Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

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竹のあかり 近藤昭作 − 60年のあゆみ −展

artscene2013-04-27



竹のあかり Lights of Bamboo

近藤昭作 − 60年のあゆみ −展 Shosaku Kondo 60 years


2013 / 5/17(金 Fri)−6/2(日 Sun)



〒167-0054
東京都杉並区松庵2−18−26 蔵
2-18-26 Shoan Suginamiku, Tokyo, Japan

℡ 03-3331-3681
Fax 03-3331-3682


近藤昭作さんは、近代照明史、工芸史に残る「竹のあかり」を制作した著名な作家です。戦後、近藤さんは「竹のあかり」を手掛けます。日本経済の復興と成長に伴い脚光を浴び、一世を風靡しました。昭和36年ヤマギワ株式会社 小長谷兵五三代目社長が、西荻窪こけし屋で「あかり」を目にしたことがきっかけで世に広まり、故イサム・ノグチの「Akari」とともに日本を代表する作家として東京国立美術館や各美術館に出展されたほどです。また、近藤さんは現代生活における新しい工芸のあり方を模索するため日本クラフトデザイン協会でも意欲的に活動されました。
本展は「竹のあかり」約45点を展示、光・照明・文化を考え、素材と技とデザインが融合した創作の真髄と意義を再確認して頂く機会になればと願っております。


推薦:
中島龍興照明デザイン研究所 代表取締役 中島龍興(照明デザイナー



近藤氏の「竹のあかり」に初めて出会ったのは、私がヤマギワに入社して間もない1970年代初めのころです。当時、ヤマギワでは4つ目もち形のペンダント器具に人気の高かったことを覚えています。その後も「竹のあかり」は進化し続け、特に旅館や和風レストランなどに欠かせない光になっています。



今回代表的な近藤作品を一堂に集めた展覧会が蔵のギャラリー「蒼」で開催されます。編み目の異なる竹のオブジェは白熱電球によって様々な光と影を創り出し、それが蔵の空間で相乗効果となって体感できることはまたとない機会になると思います。





展 覧 会 名: 「竹のあかり 近藤昭作 − 60年のあゆみ −」展


会    期 : 2013年5月17日(金)−6月2日(日)


休 廊 日 : 月曜日 Close on Monday


開 催 時 間: Gallery open time
11:00-19:00 Tue-Thu and Sun
金・土曜日 20時 Friday,Saturday on 20:00

(最終日17時迄, close at 17:00 the last day)


入 場 料 : 無 料
Tickets: Free


企画/主催 :
Gallery So
蒼 窪田幸子


協    力: 中島龍興照明デザイン研究所 中島龍興、厚東宏枝


http://gallery-so.cocolog-nifty.com/


お問合せ先: 蒼 窪田幸子


About Shosaku Kondo
近藤昭作 年譜

1927年 新潟県三島郡来迎寺村(現長岡町)に生まれる
1931年 一家で東京へ移住


1939年 工学院(現工学院大学)に入学
1943年 工学院造船科卒業とともに三井造船入社。岡山県玉造船所造船設計部に配属
1945年 終戦、復員後、兄のもとで竹工修行に入る
1952年 竹のあかりを創り始める。鎌倉の国立近代美術館でイサム・ノグチの「Akari」を見て触発される
1952〜53年 竹人会展出品 上野 銀座松坂屋
1953〜9年  生活工芸展出品 銀座松坂屋
1956年 第七回新工人展で建築家、安田与佐氏と出会う
1959年 近藤昭作竹のあかり展 渋谷栄屋
1960年 日本デザイナークラフトマン協会会員になる
1960〜71年 日本ニュークラフト展出品
1961年 大田区北千束に工房開設。ヤマギワとの取引が始まる
1962年 近藤昭作竹のあかり展(松屋クラフトセレクション)
1964年 「日本酒にちなむクラフト」展 会場照明 上野松坂屋
1965年 日本デザイナークラフトマン協会理事となる


1967年 近藤昭作あかり展 銀座松屋
1969年 近藤昭作あかり展 銀座松屋
1971年 近藤昭作あかり展 銀座松屋
      この頃、作風が確立され、数多くの作品がヤマギワの商品となる。
1973年 「現代工芸の鳥瞰」展出品 京都国立近代美術館 東京セントラル美術館
1974〜85年 「暮らしを創るクラフト展」出品
1978〜85年 特別展「手と心――日本のクラフトマンたち」展出品


1980年 現在地に工房新築
1981年 近藤昭作「竹」創作展 新宿 小田急ハルク
      日本デザイナークラフトマン協会副理事長となる
1982年 第9回国井喜太郎産業工芸賞 受賞
      第15回東南アジアデザイン交流ミッション団員としてフィリピン、マレーシア訪問
1984年 「現代工芸 四騎の会」展出品 新宿 ギャラリー・アベア
      「日華現代工芸展」(台中市高雄市台北市)出品
1985年 近藤昭作展 愛宕山画廊
「竹の工芸 近代における展開」展出品 東京国立近代美術館工芸館
1988年 近藤昭作展 愛宕山画廊
1990〜91年 近藤昭作展 ヤマギワリビナ館
1990〜2006年 近藤昭作展(7回。1990、1992、1995、1998、2001、2004、2006)
国立画廊「岳」「コロン」
1990〜 現在日本クラフト展出品


1991年 近藤昭作展 愛宕山画廊
1995年 「和のあかり」展 ヤマギワリビナ館
1995年 近藤昭作 竹のあかり展 世田谷 梅ヶ丘アートセンター
2000年 「VIVA 20C」展出品 松屋銀座8階
2001年 竹のあかり―近藤昭作の仕事― 株式会社里文出版より出版
クラフトオブクラフトPart ? 近藤昭作・嶋貫昭子・山田充
銀座松屋クラフトギャラリー


2002年 LED・ケイタイ・あかり展 新宿リビングセンターOZONE
2003年 LED・ケイタイ・あかり展 名古屋国際デザインセンター「G」
2004年 竹のあかり 近藤昭作展 鎌倉 カマクラコーゲイ
2005年 近藤昭作展 恵比寿 荒井アトリエギャラリー
2006年 J.D.C.A 創立50周年記念会員展 渋谷東急本店7階
2007年 竹のあかり―近藤昭作展 東京松屋ショールーム
J.D.C.A 会員展 かごとあかり 岐阜TAKUMI工房 デザインギャラリー
「竹のあかり」近藤昭作展 NOBUKO ISHIKAWA 市川サロン
2008年 「竹のあかり」近藤昭作展 ヤマギワリビナ本館4階
J.D.C.A 会員展 小さな袋とあかり展 はせがわ 銀座本店
2008年 ウィンターフェスティバル NOBUKO ISHIKAWA 市川サロン
2009年 J.D.C.A 会員展 花咲くクラフト 渋谷東急本店7階



2010年 近藤昭作 竹のあかり展 銀座 のばな
DESIGN ふたつの時代「D8」60s Vs OOs 展 銀座 ミキモトホール
2011年 第8回「日本のクラフト・北のクラフト」展 函館市地域交流センター
「竹のあかり」近藤昭作展 はこだて工芸舎・元町ハウス
2012年 クラフトギャラリーウォーク 
日本のクラフト26人展 ―暮らしの工芸―  ORIE Gallery
用の美 倉楽美 14人の作家からのメッセージ
NOBUKO ISHIKAWA 市川サロン


2013年 近藤昭作 竹のあかり展 北千束 荒井アトリエ・ギャラリー





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