Artscene 芸術の風景 -アートシーン 展覧会情報

芸術、美術、展覧会の紹介をしています。

Outlands Aram Dikiciyan

artscene2013-03-18


〒104-0061
東京都中央区銀座3-5-3
TEL:03-3779-4001



Outlands Aram Dikiciyan

アウトランズ アラム・ディキチヤン写真展

12:00-20:00

2013年3月29日〜2013年4月21日


現在、東京を拠点に活動する写真家、アラム ディキチヤンによるモノクロの写真をご紹介いたします。
“OUTLANDS”と題されたこの写真展は、伝統的なフィルムカメラで撮影された新作から構成され、偶然に遭遇した一瞬を捉えたものから、意識的に作り込んだ状況を写したものへと次第に移行していきます。それらは、ディキチヤンが独自に生み出した状況や瞬間、想像でしかたどり着けない物語や体験が表現され、夢と現実の間にあるリアルを超えた世界へと、見る者をいざないます。
「深く奥底へと下りていくために、人は光の力で浮揚しなければならない・・・」そう語るディキチヤンの作品には、光と影が、抽象物と具体物の両方に使われ、その本質を浮かび上がらせています。



“OUTLANDS”は、独自の世界を写真を通してひたむきに追求してきた、彼自身の表現への旅であり、私たちは、懐かしい場所、美しさと胸を刺すような痛みに満ちた場所へと導かれるでしょう。離れたい気持ち、求める気持ち・・・自分の中にあるそんな思いが問われる地、“OUTLANDS”です。


http://www.chanel-ginza.com/access/


1974年、西ベルリン生まれ。幼いころから、芸術に造詣が深い一家のもとで育ち、22歳より本格的に写真を撮り始める。ベルリンを中心に、広告や雑誌など幅広い媒体で紹介されながら、アート性の高い作風が認められ、2004年、新境地を求め東京に拠点を移す。2008年より、ベルリンを代表する写真ギャラリーのひとつCAMERA WORKのメンバーとなる。これまでに、東京、ベルリン、香港で個展を開催。

モノクロによる人物や風景写真、さらには抽象的な表現による写真のいずれも「砂のような質感とミニマルな印象、さらりとしたシンプルさ、鬱々とした方向に行かないメランコリック」と評されている。